シグマ19mm F2.8 EX DNはコストパフォーマンス抜群のレンズ

ePHTOzineに、m4/3マウント用のシグマ19mm F2.8 EX DNのレビューが掲載されています。

Sigma 19mm f/2.8 EX DN m43 Lens Review

  • フォーカシングはインナーフォカスでフィルター取付枠は回転しない。AFは非常に速い。フォーカスリングは十分な重さがあり、正確なピント合わせができる。新しいリニアフォーカシングシステムは、未使用時にフォーカシングレンズ群を保持していないので、カメラの電源がOFFになっている時にレンズを傾けると、ガタガタという音がして当惑させられる。
  • 中央の解像力は開放からズバ抜けた値(outstanding)で、四隅の解像力もとても良好(very good)だ。絞ると周辺部の解像力は更に増す。画面全体の画質はF5.6-F8でピークになる。
  • 色収差は(ピークの)F5.6で0.75ピクセルで、まずまず良好に補正されており、大伸ばしやトリミングでも、ほとんど問題にならないはずだ。
  • 周辺光量落ちは1.08EVでまずまず良く補正されている。F5.6まで絞れば実質的に均一になる。
  • 歪曲は1.1%のタル型で、単焦点レンズとしては比較的大きい。とはいえ、通常の撮影には問題はないはずだ。歪曲の形は整っているので、後処理での補正は容易。
  • レンズフートが付属しているが、このレンズはそれ自身もフレアには強い。光源を入れると、いくらかフレアが出るかもしれないが、これは極端な状況下での話だ。この場合でもコントラストは良好なままだ。
  • このコンパクトなレンズは、m4/3やNEX用のカメラキットに追加するレンズとして理想的。小型軽量で光学性能は素晴らしく、AF速度は速く、鏡筒の造りも良好だ。価格は170ポンド前後で、コストパフォーマンスも抜群だ。
  • 良い点: 開放から素晴らしくシャープ、軽量コンパクト、きちんとした造り、高速なAF。
  • 悪い点: 単焦点レンズとしては若干歪曲が大きい。

 

光学性能は周辺部まで優秀で、鏡筒の造りやAFを含めてとても高い評価となっています。ただ、m4/3マウントの場合は、人気の高いパナソニックの20mm F1.7があるので、このレンズの本命はEマウント用かもしれませんね。