シグマ30mm F2.8 EX DNは絞り開放から素晴らしい性能

ePHOTOzoneに、m4/3マウントのシグマ30mm F2.8 EX DN のレビューが掲載されています。

Sigma 30mm f/2.8 EX DN Lens Review

  • AFは速い。フォーカスリングは十分な重さがあり、ピント合わせは快適。フォーカシングはインナーフォーカスでフィルター取付枠は回転しない。リニアモーターによるフォーカスシステムは、電源がOFFになっているとレンズが固定されず、ガタガタと音がする。
  • 解像力は中央は絞り開放から際立った値(outstanding)で、四隅もとても良い値(very good)だ。絞るとF5.6までは画面全域の解像力が改善し、画面全域でズバ抜けた解像力になる。
  • 色収差はピークで0.75ピクセルで、全ての絞り値で低い値をキープしており、大きなサイズのプリントやトリミングでも問題を起こすことはほとんどないはずだ。
  • 周辺光量落ちは開放でわずか0.9EVで、良好に補正されており、F5.6まで絞れば見た目には均一になる。
  • 歪曲は0.821%の穏やかなタル型で、通常の撮影では問題はないはずだ。完全にまっすぐにしたい場合は、歪曲は(後処理で)極めて容易に補正することができる。
  • レンズフートは用意されていないが、このレンズは逆光には極めて強い。太陽に向けると、いくらかフレアが出るかもしれないが、これは極端な状況下でのみ起こることだ。
  • テストではこのレンズは開放から素晴らしい結果だ。軽量でAFが速く、鏡筒の造りが素晴らしいこのレンズは、多くのファンを獲得するだろう。
  • 良い点: 開放から素晴らしい解像力、軽量コンパクト、しっかりとした造り、高速なAF。
  • 悪い点: なし。

 

レビューでは同じシグマの19mm F2.8 EX DN同様、とても高い評価となっています。悪い点「なし」というコメントは、ePHOTOzineのレビューではとても珍しいですね。

m4/3では30mmは標準レンズとしては少し長いかもしれませんが、人気の20mm F1.7と45mm F1.8の間を埋めるレンズとしてはちょうどいい焦点距離かもしれませんね。NEXでは標準レンズとして活躍しそうです。