ソニーα57は良好な性能だがコストパフォーマンスが今一つ

ePHOTOzineに、ソニーα57のレビューが掲載されています。

Sony Alpha A57 SLT Digital SLR Review

  • α55と比較すると、α57は同じ16MP機だがボディはずっと大きい。ホールディングは良好で、片手でも両手でも持つことができる。α57のボディはα65と同じボタンレイアウトで、しっかりとした感触だ。
  • バッテリーライフはCIPA規格で550枚で、実写ではバッテリー切れまでに560枚撮影することができた。これは良好なバッテリー性能だ。加えて、インフォリチウム電池なので、(93%のように)バッテリーの残量を常に確認することができる。
  • AFは非常に高速で、シャッターレスポンスと連写も極めて速い。唯一遅くなるのはフラッシュを使う場合だ。連写はJPEGで7-8fps(27枚)、JPEG8.4MPモードで12-13fps(22枚)、RAWで7-8fps(22枚)、フラッシュ使用時で0.7fps。
  • 高感度ノイズのテストは、デオフォルト(ノイズリダクションノーマル)の設定で行った。ISO100とISO200でもいくらかのノイズが暗部に見られるが、高感度はISO6400まで良好な性能だ。それ以上の感度になると、ノイズがディテールや色に悪い影響を及ぼし始める。
  • オートホワイトバランスは蛍光灯では良好で、プリセットはマゼンタに傾く。白熱灯ではオートホワイトバランスでは暖色に傾き、プリセットのほうが良好な結果だ。
  • コストパフォーマンスはソニーの他のカメラ(α55やα65)と比べると、あまりよいとは言えない。
  • 現在ではα65と同じような価格でサイズも同じなので、よりハイスペックなα65を検討することを推薦したい。α55はより小さくより安価で、最高解像度で10コマ/秒の連写ができるという有利な点がある。α57は低ノイズで色乗りもよく、よい写真が撮れる素晴らしいカメラだ。α55よりも良くは無いにしても、同程度に良いカメラのように思える。
  • 良い点: 明るく色乗りがよい、バッテリーライフが良好、12コマ/秒の連写(低解像度で)、高速なAF、残量を確認できるインフォリチウムバッテリー、電子水準器。
  • 悪い点: 価格がより高性能なα65と同じ、EVFの画質、標準ホットシューではないこと。

 

画質に関してはあまり細かいことは書いていないので、元記事のサンプルを参照してみてください。α57は画質も動作速度も良好な評価となっていますが、24MP機のα65と比べるとインパクトに欠けるためか、この記事では今一つ盛り上がらないといった印象です。

α57は登場したばかりでまだ価格が高いので、もう少し時間が経って価格が落ち着いてくれば、コストパフォーマンスに関する評価は変わってくると思いますが・・・。