・Sony 有機と無機のハイブリッド式の撮像素子の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)
- ソニーが有機と無機のメリットを兼ね備えたハイブリッド式の撮像素子に関する特許を出願中。光電変換を有機層で行うことで高感度に優れ、またOLPFが不要なので解像にも優れ、更に偽色もない。将来的に凄い撮像素子が登場するのかもしれない。
- 有機層は高速読み出しに向かないようだが、電荷の移動を無機層で行うことで、高速読み出しをも可能としたようだ。
- 有機膜は曲げるのも容易なので、湾曲した撮像素子が登場したり、Biogon等の対称型レンズに特化した撮像素子が登場したら面白そう。
一般的なシリコンのセンサーも、有機センサーもそれぞれ得手不得手があるようですが、ハイブリッド式にしてそれぞれのウィークポイントを補うというのは興味深い技術ですね。
ハイブリッド式センサーは研究段階のもので、すぐに製品化されるわけではないと思いますが、将来製品化されればデジタルカメラの画質が飛躍的に向上するかもしれませんね。
CINEALTA
AFに関してはCNに基本特許を押さえられ苦戦しているSONY。 しかし撮像素子に関しては他社の何倍も先を言っています。 これでいろいろな基本特許を押さえておけば他社は真似ができません。
この素子がアイデアだけになるのか実際のものとして出来上がりカメラに搭載されるのか非常に興味があります。 SONYはカメラ作りの展開は遅いですがこれらの素子を使用した素晴らしいカメラを作ってほしいものです。
いべりこ
日本の半導体製品で国際的に競争力があるのは
もはや撮像素子くらいしかないので、
ここで技術革新が止ってしまえばカメラメーカーがどうとか
なんてことよりも重大なことが起きます。
そういう意味でソニーにはがんばってもらって
キヤノンやパナソニックともども撮像素子のレベルを
高く維持し続けて欲しいです。
いべりこ
あっ、フジフイルム忘れてた。
dna
接ぎ木という栽培方法がありますが、
野生種に近いほうを台木、
品種改良した新種を接ぎ穂と呼ぶそうです
従来からの技術の蓄積で安定した無機センサーの上に
新世代の有機センサーを繋ぐことで
高性能と安定性の両方を確保できるということなのでしょうか
稲荷の狐
たしか4/3のウリがセンサーの全映像素子に対して垂直に光が当たる光学設計となっているので、周辺部にあっても色にじみや周辺減光の少ないシャープな画像が得られるというものであったと思うのですが、今回のハイブリッドセンサーが映像素子が湾曲できるのなら、入射光に対して垂直になるよう周辺部の映像素子を配置するとか、かなり突飛かもしれませんが使用するレンズに合わせて映像素子の湾曲度合いを変えるなどで大きなセンサーでも周辺部までくっきりスッキリな画像が得られる、なんてことも可能になったりするんですかね?
αxi
富士フイルムの特許をかわす為の苦肉の策でしょう。
リンク先では、互いの欠点を補えるように書いてありますが、有機素材を用いる限り寿命の問題は付きまといますし、無機層でどれだけ読み出しを速くしても、受光部の有機層がそれに追い付けなければ全く意味がありません。
また、歪曲したセンサーについても、無機層がネックになって困難でしょう。
ハイブリッドカーの躍進で、ハイブリッド=良いイメージになっていますが、この特許は富士フイルムのものに比べると無駄が多いですね。
どうしてもソニーが有機センサーを使いたいならば、この方式しかないのでしょうが。