ソニーが有機と無機のハイブリッド式センサーの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ソニーの有機層と無機層を組み合わせたハイブリッド式撮像センサーに関する特許が紹介されています。

・Sony 有機と無機のハイブリッド式の撮像素子の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ソニーが有機と無機のメリットを兼ね備えたハイブリッド式の撮像素子に関する特許を出願中。光電変換を有機層で行うことで高感度に優れ、またOLPFが不要なので解像にも優れ、更に偽色もない。将来的に凄い撮像素子が登場するのかもしれない。
  • 有機層は高速読み出しに向かないようだが、電荷の移動を無機層で行うことで、高速読み出しをも可能としたようだ。
  • 有機膜は曲げるのも容易なので、湾曲した撮像素子が登場したり、Biogon等の対称型レンズに特化した撮像素子が登場したら面白そう。

 

一般的なシリコンのセンサーも、有機センサーもそれぞれ得手不得手があるようですが、ハイブリッド式にしてそれぞれのウィークポイントを補うというのは興味深い技術ですね。

ハイブリッド式センサーは研究段階のもので、すぐに製品化されるわけではないと思いますが、将来製品化されればデジタルカメラの画質が飛躍的に向上するかもしれませんね。