EOS Kiss X6iのセンサーはX5と比べてダイナミックレンジが改善している

techradarのKiss X6iのハンズオンに、解像力テストと高感度ノイズ・ダイナミックレンジテストの結果が追加されています。

Hands on: Canon 650D review

  • 解像力テストでは、最高クオリティのJPEGでISO100では、Kiss X6iは24(2400本)前後まで解像している。
  • (DxO Analyzerによるテストでは)JPEGの高感度ノイズはKiss X5とほとんど同じで、ソニーのα37が両機(X5とX6i)を若干上回っている。
  • RAWの高感度ノイズは、ソニーα37とKiss X6iはほとんど一致しているが、低感度ではα37がわずかに優れており、高感度ではKiss X6iが低ノイズだ。
  • JPEGのダイナミックレンジは、X6iに改善が見られX5を超えているが、D5100とα37の方が大部分の感度で上回っている。
  • RAWのダイナミックレンジではKiss X6iはX5よりも広くなっているが、JPEG同様、D5100とα37が大部分の感度で上回っている。

 

DxO Analyzerのテスト結果はテキストだけではわかりにくいと思うので、元記事のグラフを参照してみてください。なお、元記事で一部グラフの機種名が間違っている(両方とも650Dになっている)のでご注意ください。青の折れ線が650D(Kiss X6i)、紫が600D(Kiss X5)です。

これまでキヤノンのセンサーはDxO Analyzerではあまりよい値がでませんでしたが、Kiss X6iは、RAWのダイナミックレンジがX5よりも大幅に改善(低感度では2.5EV以上)されていて、ソニーの16MPセンサーに迫る値になっています。またRAWの高感度ノイズも、これまでより一回り改善されているようです。

この結果を見る限りでは、Kiss X6iの新しいセンサーは像面位相差AFが採用されているだけでなく、画質面でも改良されている可能性が高そうですね。