キヤノンが2面の微細凸凹構造から成る新しいコーティングの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの新しいコーティングに関する特許が紹介されています。

・Canon 14mm F2.8 ゴーストを抑制する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが2面の微細凸凹構造から成る反射防止膜によりゴーストを軽減する特許を出願中。 実施例として14mm F2.8が検討されているので、かなり広い画角まで対応可能のようだ。
  • キヤノンの特許:微細凸凹構造の反射防止面を2面に有する(ピッチは非周期、平均ピッチ300nm以上400nm以下)。様々な入射光に対し、反射光を打ち消す干渉条件が維持される。反射防止膜はアルミニウムや酸化アルミニウム。
  • ニコンのナノクリスタルやキヤノンのSWCといい、凸凹コーティングは最近の流行だが、今回の特許はもう一歩前進しており、両側に凸凹コーティングを、それもピッチの異なる膜を設けることで、様々な入射角に対応させたようだ。

 

キヤノンはSWCを更に進化されたコーティングを開発しているようですね。新型のコーティングが現行のSWCやニコンのナノクリスタルコートと比べて、どの程度の性能があるのか興味深いところです。実施例では14mm F2.8があげられているので、EF14mm F2.8LのIII 型にはこのコーティングが採用される可能性があるかもしれませんね。