・Canon EOS M: Canon finally joins the mirrorless party
|
EOS M | Kiss X6i | EOS 60D | EOS 7D |
---|---|---|---|---|
Overall Score (RAWによる センサーの総合点) |
65 | 62 | 66 | 66 |
Color Depth (色の再現域と分離) |
22.1 | 21.7 | 22.2 | 22 |
Dynamic Range (ダイナミックレンジ) |
11.2 | 11.2 | 11.5 | 11.7 |
Low-Light ISO (DxOの基準で許容できる 最高のISO感度) | 827 | 722 | 813 | 854 |
- EOS Mの総合スコア65は全体のランキングで79位(ミラーレスでは10位)で、キヤノンの最新の一眼レフであるKiss X6iを若干上回っている。この2機種は同じセンサーが採用されていると言われており、わずかな違いはセンサーのバリエーションというよりもむしろ、画像処理のパイプラインを調整したことによるものかもしれない。
- ダイナミックレンジはライバルに大きな差を付けられており少々残念だ。色再現は22bitを超えており、素晴らしい値と見なすことができる。高感度のスコア827は、まずまずだ。
EOS MのセンサーはKiss X6iと同じものが採用されていると言われていますが、わずかに値が改善しているようですね。Kiss X6iでは像面位相差AFを採用したためにスコアが若干落ちたのかと思いましたが、EOS Mのスコアを見る限りではそういうわけでもなさそうですね。
nande3124
これは低いですね…
ソニー製のセンサーを搭載しているαNEX-7が80、ペンタックスK-01が79と軒並み高得点を記録している中で、μ4/3機にも負けているこの点は…
Canonはミラーレス市場をどう浸蝕するつもりなんだろう…?
nao
なぜcanonのセンサースコアはここまで低いのでしょうか?…
充分な数値なのかも知れませんが、他社にここまで差を付けられて
いるのに、画像処理エンジンでカバーするというのいつまで続ける
のでしょうか。レタッチ耐性などRAW撮りの人にとっては非常に
気になるスコア値ですね。
log
m4/3の;
オリンパスE-PL5よりもかなり劣っている。
パナソニックG5より少し良いだけ。
キヤノンのセンサーは、ほとんど進歩していないようだ。
このままだと、ソニーのセンサーを買うしか無いだろうね。
こばお
初期の7Dのセンサーが一番評価が高いですね。
キヤノンに関して言えば新センサーが出たらその後の改良はほとんどないと見たほうがいいですね。
ドナドナ計画中
高感度性能で 7D 相当ってちょっと有り得ないと思いますが、本当なのでしょうか? 7D 相当ダメでしたから。
かめかめら
画像処理が上手だとしても、
センサスコアの数値上の差は気になりますね。
ただしOver all の65 と 80で
得られる画像としてどれほどの差があるのか
私には良く分かりませんが。。
レンズマン
これでニコンみたいにAFが高速だとかペンタみたいにデザインが秀逸なら救いようもありますが…。早く後継機を出さないと市場から駆逐されてしまうのは分かっていても、本気出すとkissが潰滅…。巨体ゆえに身動きがとれない状態ですね。ミラーレスで現状一番バランスがとれているのはNEX-6でしょうか。
ぼの
逆に言えばまたセンサー開発費に予算をまわす方針に移行することで劇的な画質の改善を期待できるって可能性はあるのかな?
期待はしないでおきますが、、、
カメラファン
新しい高性能センサーの開発に投資しなくても、現状Kissなどのカメラが売れていて売上台数No.1だし、最小開発コストで最大売上を出しているので、商業的にはこれでベストと判断しているのでは?
会社は儲けるためにやっているわけだから、いかに金をかけずに物を売るかという感じで、商売上手なキヤノンは考えている気がします。
商品が売れなくなるまでは、新しい高性能センサーを投入せずに、現状のセンサー性能のままで突き進むのでは?と思いますね。
jiro
他社からセンサーを買う選択肢もありますが
そうなると、センサー性能の競争が少なくなって、進歩しなくなりそう
PPG
これでAFも相当遅いらしいので、もう性能的にはちょっと救いようがない感じですが、これは出し惜しみなのか限界なのか気になります。
たぶんユーザーが買って気になるのはセンサーより遅いAFでしょうが、そこでやっぱりDSLRじゃないとダメなんだというふうに思わせて、ステップアップさせるという怖い罠なんでしょうか(笑)。
あみゅ
しかしながらこの値ではプロやマニアから見放され、一般ユーザーにも波及し、そのうち売り上げにも響きます。
物凄い後出しジャンケンでこれでは既存ユーザーにすらアピールが厳しいので、これからのキャノンの底力に期待します。
popo
以前から感じていることですが、このDxOMarkのデータってどれほどの
信用性があるんでしょうか。
ひとつの評価データとして参考にする人もいるかもしれませんが、
プロカメラマンは、こんなデータ眼中にないですよ。
出てきた写真とカメラの信頼性、安定性で判断しているでしょう。
私は、ニコンユーザですが、キヤノンのカメラがそれほど
劣っているとは思えません。
フッキー
スコア低いですね。パナのG3やGF5など大差ない値になってますが本当なのでしょうか?是非、RAW撮りでパナ機とCanon機とを併用してる方にお聞きしたいところです。私はNikon、SONY、パナ、ペンタ機は使っていますが、大体、ここの値通り差はありますので、これが事実だとするとCanonのセンサー性能はだいぶ、遅れを取ってる事になりますね。。
Papa
DxOの成績が良くなくとも、出てくる画像、特にJPEGは素晴らしいと思います。周りのEOS使いもサブとして購入者が続いています。やはりDIGICの性能が突出しているのでしょうか?これで
ソニーにセンサー作らせたらもっと凄い製品ができるのかな?
Canon はDxOとは距離を置いているという印象ですが..(同社のウエブのユーザーリストには載っていない..。)成績の良しあしに何か因果関係があるのかとつい疑ってみたくなります。
ポリ
金儲けの上手いキヤノンのこと、センサー性能が低くても売上にそれほど響かなければ、限界まで今のセンサーを使い続けるでしょうね。
現在、オリ・パナもソニーセンサーを使うようになり、キヤノンまでソニーセンサーになると、多様性がなくなり、競争もなくなってしまうので、個人的には性能が劣っていたとしても、キヤノンには自社製にこだわり続けてほしいですね。
なる
私はDxOのスコアを信じてダイナミックレンジの数値が優秀な機種を買い、それは正解だったと思ってる。夕日を撮るとき、太陽本体しか飛ばない程度まで光量を落としても日陰の部分が潰れないし。
キヤノンのセンサーは知らないけど、他社でこのくらいの数値のカメラだと潰れるし、潰れない程度まで光量を上げると太陽の周辺まで飛んだりするからね…
nex99
今の機種ってどれでも夕日ぐらいなら、普通に撮れるんじゃないかな? その代わり太陽が真上だとどうかな?
パシャ!Σ[ ◎ ]}ω・●)ハイ・チーズ
米 キヤノンが1月8日よりラスベガスで開催されるCESで
2013年のイメージング関係製品の新ラインナップを発表すると
言うことなので、この中に次世代センサーが含まれていると思います。
期待しています。
ぽぽぽぽーん
DxOのスコアが正しかったとして、実際7D以来変化が無いとすれば、これらの数値差は「計測誤差」ですよね。
計測誤差(個体差)がこのくらい存在する場合にこの数値差程度の差で優劣を測っているとすると、その程度の信憑性ってことになるわけです・・・
実際に、JPEGでは無くRAWでEOS MとKX6iとでの画質差を感じ取れるのなら分かりますが、高感度スコア(しかもセンサー数値をきちんと反映しているらしい)で100程の違いがあるようには思えません。
対他社よりもキヤノン製品同士でのスコアばらつき原因をチェックし直した方がいいのではないでしょうか。
特級厨師
まず1点目は
「像面位相差の影響は無い」
という点で評価出来ます。
2点目はダイナミックレンジ、
「高感度もレンジが下がらずによく維持している」
点が評価出来ます。
3点目はノイズレベルについて、
やはりキヤノンセンサーは優秀だと感じました。
iso1600まで常用出来ると感じたのは正しかったと思います。
上記の点から、EOS Mのスコアは良い値だったと思います。
(本当)
Overall Score がソニーセンサーより低いのは
最低感度でのダイナミックレンジの差ですが、
必要なのは10EVであり、またそれを高感度まで維持しているので
実際の画像には差は付きません。
あと暗部ノイズもキヤノンは「非常に良く制御」されています。
これはDIGICの性能でもありますが、EOS MならびにKissの購入層にとってはそちらの方が重要です。
(→これはわたしのことです)
あと今月発表らしい7D MarkⅡからは新世代センサーとの噂なので、これでこのセンサーも最後でしょう。
画素数なりによく健闘しかつよく売れたセンサーでした。
お疲れ様でした。
ヘリ
相変わらずベンチマークは低いですね。
っていうか、このベンチマークの数値で写真のや画像の良し悪しなんて決まるのかな?
私には数値の違いが写真のどの部分に出ているのか全くわかりません。
写真を交えて識者の方に説明をしてもらいたいぐらいです。
そのようにお考えの方も多いのでは?
素人意見でスイマセン・・・
Grr
>必要なのは10EVであり、またそれを高感度まで維持しているので実際の画像には差は付きません。
差が付かないのは、画角内の輝度差が10EVを超えない低コントラストの状況下における撮影のみです。下記のような輝度差が激しい場面における撮影では、肉眼で見た印象と撮影した画像のダイナミックレンジだけではなく輝度分布も異なりますので、現像も考慮し、「見たままに近い」写真を目指すなら、ダイナミックレンジは広い方が有利です。
http://goo.gl/caxRD
>このベンチマークの数値で写真のや画像の良し悪しなんて決まるのかな?
個人の裁量による善し悪しは決まりませんが、善しとする写真の質が上がる可能性は高いです。
ぽぽぽぽーん
>画角内の輝度差が10EVを超えない低コントラストの状況下
ネガフィルムの最大ダイナミックレンジが10EVですが、10EV差が低コントラストであるならば、ネガフィルムはかなりダイナミックレンジが狭いのですね・・・
お幸
ネガフィルムって10EVぐらいなんですね。勉強になります。
結果の値から判断すると、nikon1 v1でもEOS Mの半分ぐらいの感度なら
同じぐらいの写真が撮れるって事ですね。
因みに、皆さん写真をどうやって鑑賞してらっしゃるのでしょう?
私は、何時もiPad3で見てるのですが、
もしかしたら、10EV以上の画像を見ているかもしれませんね。
興味があるので、暇な時、調査してみます!
ぱんた
7Dから進歩なしと見たほうが良いのでしょうかね。。。
古いニコンD40だって良い写真は撮れますので
スコアが全てではないと思いますが
モデルが変わるにつれてこういった性能というのも
向上していかなければいずれ購買意欲に影響が
出てくるのではないかと思います。
pao
DxOの数値なのでそんなに真剣に捉えるものでもないと思うのですが。
Phase One P65+、ハッセルブラッドよりD800のほうがセンサーの性能が良いとされている評価方法は、私にとって価値が見いだせません。
中版の写真と、少なくともキヤノン、ニコン、ソニーのフルサイズの写真の間にはいまだに圧倒的な違いがあるように私の目には見えます。
両者の写真は皆様の目にはどう映るでしょうか。
それと逆行した結果を出している時点でDxOの評価基準は私にとって価値が見いだせません。
ZA
キヤノン製センサーは5年ほど前から、大きな進歩はしていないように見受けられますね、今年はセンサーの製造機器を刷新しなければ今後は厳しいのではないのでしょうか? それとも、エントリーモデルは外部調達に切り換えるのかしょうかね
ぽぽぽぽーん
ポジフィルムは6EV程度、ネガフィルムのフジのリアラ辺りで10EV程度のようです。
ただ、だからと言ってセンサー側が10EVで充分とは僕も思いませんが、充分な人は多いと思います。
実際に10EV以上のダイナミックレンジのあるカメラでも、画像は10EV以下に調整されて出力されており、活かすにはRAW現像での手動設定が必要です。
理由は10EV程の画像は眠く仕上がってしまい、HDR的で不自然な階調になるからです。
参考までですが10EVの差は、同一感度/同一SSでF1.4とF22の絞り差です。
iPadにそれ以上の明度差があれば10EV以上と簡単に測れます。
PPG
D800が中判CCDより測定値が高くなるのは当然ですね。CCDは高感度も悪いですし。レンズとセンサーの物理的なサイズから受ける写真の印象が違うのは当然で、DOFも違いますし、特に広角側ではレンズ設計に無理のない中判が有利なのはあきらかです。だから本来は、サイズの違うセンサーを同一基準で比べる場合、必ずしもイメージの印象と数値が比例するわけではないと思いますね。しかし、キヤノンの現行のセンサーに関してはあきらかに同一サイズのソニーセンサーに劣っているわけで、それは否定のしようがないと思います。
PPG
フィルムのダイナミックレンジに関しては、現代のネガ、例えばportra などは確か19ev ぐらいあるはずです。しかも、フィルムのダイナミックレンジはセンサーのようにリニアではないので、特にハイライト側の情報量はデジタルより圧倒的で、それはネガフィルムをスキャンしてLRなどでエディットした経験のある人なら誰でも知っているはずです。動画ではハリウッドで使われているテクニックとして、ALEXAなんかに内蔵されているようなローコントラストフィルターをかますことで、デジタルでも若干ハイライト側にフィルムのようなノンリニアな特性を与えることができますが、動画ではOKでも写真では副作用も多いという話ですね。
DNA
相変わらずベンチマーク絡みになると激論ですね。
今回のスコアからいえばX5とほぼ同等なスコアですが・・・
キヤノン機を使って思う事は、やはり映像エンジンが素晴らしい事だと思います。JPEGで あれだけの色を出せるのは良いと素直に思うな。ニコンばかり使っていて特にX5と同時期に入れたD800は「ある意味」全く違う色味がでて驚いてます。勿論RAW編集やJPEGでもカラーバランスを変えれば遜色ありませんが。
ただ、あくまで同じようなスコアと云う事で感じたことはD7000よりも白飛びしやすいかな?と思ったくらいです。(すべて解像感とかは度外視)
勿論V1なんかよりははるかに綺麗な画だろうし
速さや2Lとかで鑑賞するならV1でもいけると思いますが・・
あまりスコアに拘らないです僕は。どうせ今のセンサや画像エンジンを使いきる「腕」も「設備」もないから!
ただ、カメラとして、撮る楽しさとしては、D7000(売却済み)やV1は後悔もしたが、D800とX5は満足してる2品ですから。。。
pao
よくわかりませんが、彼らの基準に従えばキヤノンのセンサーが上位にこないというの自然なことのでしょう。
どういう基準のものが優れているのかの判断は人によって違います。
おっしゃる通り、スコア上の数値と実際のイメージが違うなら「私にとっては」意味がありません。
写真を見比べた場合、キヤノン、ニコン、ソニーの現行のフルサイズ機は、例え絞って中望遠で撮るポートレートであっても中版と比較して優れているとは到底おもえません。
ただ現行のフルサイズ機だから撮れる場面というのも沢山ありますし、テクニカルな面で優れている場面も多いです。
特級厨師
Grrさん
例として挙げられたものは1.5EVくらいの調整だったので、
EOS MやKissX6iでも十分出来ますよ。
ましてキヤノンには高輝度・階調優先があります。
あと、RAW現像は万能ではありません。
人を主被写体にした場合は例ではお手上げでしょう。
なにしろトーンカーブの微妙な差で決まる世界ですから。
Photoshopでしか出来ないことを、出来るように書かれるのはやめた方が良いと思います。
キヤノンの画像処理技術に対して、RAW現像を出される方がいらっしゃいますが、
RAW現像もPhotoshopも両方やる者としては、とても強い違和感を感じます。
なぜならRAW現像は画像を扱う上での作業の一つでしかありえないからです。
基本的にキヤノンのカメラはシャッターを押しさえすれば綺麗な写真が撮れる。何より子供の肌が美しく撮れる。
これはRAW現像でもPhotoshopでも非常に難易度が高いというか不可能に近いことです。
キヤノンのカメラがパパ・ママに大量に売れる理由はそこにあると思います。
nex99
DXOってセンサーの測定なのかな? 画素処理込みのRAW出力の測定ですよね。画素処理でいくらでも出来そうな気もしますが...
Grr
paoさん
私は実際にD800を使用しておりますが、中判の方が画質が上だと思いますよ。しかし中判の多くは高感度画質が悪く、さらにフルサイズCMOSのように非常に高い感度設定そのものが不可能ですので、その点がネックになっており、総評であるスコアで不利に立たされています。逆に考えれば、ダイナミックレンジと色深度のアドバンテージだけで高いスコアを維持している点で、中判は驚異的と言えます。しかしながら、高感度特性もスコアの評価軸に含まれていますので、それを踏まえれば、参考になるかどうかは個人の裁量によるとして、DxOのレーテイングに偽りはないと思います。
スコアだけ見て一喜一憂するのではなく、個々のレーティングを見比べる事をお勧めします。
Grr
特級厨師さん
私のコメントは、特級厨師さんご自身が始められた「ダイナミックレンジの違いは実際の画像には差はつかない」という発言に対しての意見であって、特定の機種で再現可能かどうかを論じている訳ではないです。私が説明した「ダイナミックレンジの違いで実際の画像に差が付く」という点をご理解して頂いたのであれば、この話は終了です。
>あと、RAW現像は万能ではありません。
>人を主被写体にした場合は例ではお手上げでしょう。
>なにしろトーンカーブの微妙な差で決まる世界ですから。
この文章の中で説明されている「トーンカーブの微妙な差で決まる世界」と、最初にコメントされている「EOS MならびにKissの購入層」がどう結びつくのかイマイチ理解出来なくて申し訳ないのですが、後処理のPhotoshopで四苦八苦しながら作業する手間を考えたら、現場で可能な限り光を制御したりカメラを適切な設定にする方が圧倒的に楽ですよ。まあ、私も撮影でラクして後処理で泣く事が少なくないですが・・・(涙)
それと簡単なトーンカーブの調整程度ならLightroomの調整でも同じ結果が得られると思いますが、どういったシチュエーションを想定されているのでしょうか。私はチャンネル毎のトーンの調整であったり、追い焼き焼き込みであったり、それらの調整レイヤーを幾多にも重ねる場合以外ではPhotoshopは使いません。面倒なので・・・。
PPG
特級厨師さん、ニコンのユーザーの中には、キヤノンの画質は人工的でよくないという意見もあり、発色に関しては単なる好みの問題ですよね。DxOは個人的な好みに左右されない客観的な指標という点で価値があるんだと思いますが。それとキヤノンのカメラがパパ・ママに大量に売れる理由は画質もあるでしょうが、キヤノンは売れているという安心感と、その安心感を作り出している上手なマーケティングの成果だと思います。
それとpaoさん、中望遠でパンフォーカスで撮るポートレートで、かつレンズの違いは無視すれば、D800より中判が優れているのは階調だけでしょう。それはDxOの測定結果にはっきりと現れていますし、感覚とも一致するはずです。それとたとえば5D3とIQ180を比べた場合、キヤノン機は高感度を除くすべての指標で大きく劣っている訳で、それも感覚と一致しませんか?総合得点だけでどっちが勝ったとかいうレベルの話のつもりではないのですが、誤解があれば申し訳ありません。
nex99
8Mのプリント見るよりScreenを見た方が良いのかな?
PPG
連投すみません。
一つ考えられる別の理由は、ニコンのデジタルエンジンがキヤノンのデジタルエンジンよりよりリニアで、人間工学に基づいた人間の目からはよりきれいにみえるノンリニアなカーブを持つキヤノンのエンジンが、DXOの測定で不利になっているということを想像してみたりしてみましたが、どうでしょうか。つまりDIGICがキヤノン機全体のスコアをさげているのではいかということです。
DXOスコアは当然リニアな方が高得点な訳ですし。この場合、キヤノン機のセンサーがソニー製に置き換わっても、相変わらず低得点という可能性は考えられますね。まあ、こう考えると結局のところ自分の目でいいと思ったのを選べばいいということになりますが。
匡夫
PPGさん お話に割り込み恐縮です。
以前からDX0の評価に関心を持つものです。
PPGさんがおっしゃる、
>DXOスコアは当然リニアな方が高得点な訳ですし。
ですが、「何が」リニアだとお考えでしょうか?
また、リニアだと「なぜ」高得点なのでしょうか?
線型性はDX0の測定項目(究極的にはすべてノイズ量に還元されると思いますが)にどのように反映されるとお考えでしょうか?
お手数ですが、よろしければご意見をお聞かせください。
DX0の評価ですが、ISOを下げていくとSNRが増加していきますがキヤノンの場合ISOを下げていってもあるところで増加がとまります。(昔はニコンも同様でした)ところがニコンはISO50までSNRが増加し続けます。結果低ISO領域のSNRがキヤノンはニコンに対し劣後しています。
なぜそうなるのか? その理由と技術的背景が説明できれば何回も繰り返されるDX0にまつわる議論がすっきりすると思うのですが・・・・
どなたか、理由をご存知のかたはいらっしゃいませんか?
PPG
匡夫さん、デジタルセンサーはフィルムと違って基本的に光に対してリニアな特性を持っています。明るさに従って直線的に出力があがっていくということですね。もちろんダイナミックレンジの限界値付近での挙動に関してはセンサーごとのばらつきがあるでしょうが、センサーはフィルムより急激にリニアリティ(直線性)を失う傾向があります。いわゆる白トビや黒潰れという現象です。DxOはそのセンサーの直線部分がいかにリニアであるか、つまり光の入力に対してどれだけ正確に直線的に出力を出せるかを測定している訳で、ノイズの混入やダイナミックレンジの限界によって直線性が失われれば評価が下がるという訳です。センサーの裸出力はほぼ間違いなくデジタルエンジンでリニアリティが補正されているはずですので、厳密に言えばデジタルエンジンで補正された出力のリニアリティがどうかで評価しているということです。
ですので、SNRについては、それが匡夫さんのおっしゃるとおりであれば、それはおそらくセンサーの裸特性かデジタルエンジンの仕様によるもののどちらかが原因ではないかと想像してよいと思います。
匡夫
PPGさん ご教示ありがとうございます。
フォトダイオードの光子-電荷変換効率(量子効率)の直線性をイメージされているのではなく、RawデータにA/D変換するさい14(12)Bitの幅にどのように落とし込むのかという階調性を,PPGさんはおっしゃっており、キヤノンはそこに非直線性を持ち込んでいると主張されているのだと理解させていただきました。
そうなのかなぁ?
Rawデータにそのような非直線的変換を盛り込んでもDX0の計測値に変化を与えられないような気がするのですが・・・・よくわかりません。
ちなみにDX0が測っているのは同一照度/均一反射率(18%グレイ)でのRawデータの値から求めた平均と分散から定義されるノイズ量(とノイズ量から演繹されるダイナミックレンジ等諸元)だと私は考えております。(私の誤読・誤解ならば御容赦ください)
また私には「わからないこと」が増えたようです。
いずれにしてもお手数をおかけし、ありがとうございました。
愛媛みかん
太陽光で照明された自然風景のEV値の幅は最大でも8~9程度ではないでしょうか・・・・・。
この風景をダイナミックレンジ15以上のセンサーで撮影すると、写真はコントラストの不足した「眠い写真」になります。ダイナミックレンジは大きいほどベターではなく、撮影目的に合った適正値があります。
光源を含む撮影でEV値が11以上となるケースでは、HDRで対応する必要がありますが、通常では露出が適正ならば、センサーのダイナミックレンジはまず不足しません。現在の大部分のデジカメラはDxO値の多少に関係なく、後処理で充分良質なプリントが完成する水準に達しています。
今後のキヤノンへの要望はColor Depth値の向上でしょうか?
特級厨師
Grrさん
Photoshopの適用場面についてのご質問、
これは「あらゆる場面」としか答えられませんが、
「ここをこうしたい」という美的欲求がある場面、
ということになるでしょうか。
「Photoshopが使えるかどうか」は
「マスクを使えるかどうか」とイコールです。
マスクは補正したい部分以外において、影響をキャンセルするために使います。
なので、マスクを「いかに適切」かつ「手早く」作成出来るかです。
それができればRAW現像とは比較にならないような自由度で作業が出来ますよ。
(※マスクは完全である必要はなく、効果との兼ね合いで手抜きが出来ます)
具体的なシチュエーションは、
・満開のシダレザクラのみを補正したい
・超広角で撮った風景の空のみを補正したい
・深い森の出口を印象的にしたい
・人物の背景だけを暗くしたい
・まつげと前髪だけをシャープにしたい
etc・・・
PPGさん
肌の表現は色々ありますが、
キヤノンとニコンは確かに違いますね。
Grr
特級厨師さん
Photoshopのお使いの場面についてのお話よく分かりました。しかしながらそれらの殆どは補正ではなく、本来の被写体の状態とは違い、"ここをこうしたい"という美的欲求を元に新たに表現を加えている事になりますので、補正ではなく画像加工(レタッチ)の範疇かと思います。ですので、上記を理由にこれまで特級厨師さんが展開して来た「RAWは万能ではない、延いてはダイナミックレンジが広い事の意味はない」という結論には全く結び付かず、別の話としか捉えられません。
以降はその別の話として続けますが、例に挙げた程度の用途であれば、Lightroomでも補正ブラシを用いたマスク処理をすれば同じ効果を得られます。私は被写界深度合成であったり、パペットワープであったり、前のコメントに書いたようなレイヤーを多用する、より難度の高い処理の場合のみPhotoshopを使いますが、UIの慣れ等の理由もあるでしょうし、Photoshopを先にお使いで、事足りていれば、それはそれで良いかと思います。しかし、複数の写真に同じ処理を加えるとか、ファイル管理であったりとか、そういう面でLightroomはPhotoshopに対して大きなアドバンテージを持っておりますので、"手早さ"をお求めならば導入を検討してみてはいかがでしょうか。両方を使ってる者の意見として、オススメです。
PPG
匡夫さん、基本的にはセンサー(およびAD変換)の直線性ですが、デジタルエンジンによる処理でデータに対して作為的な処理が行われている可能性が高いことは、同じ(と思われる)センサーでも機種ごとに異なったカラープロファイルが必要なことからも想像できますね。その各社異なる処理がDXOに影響しているかどうかは、上にも申し上げた通り単なる想像というか妄想であって、もし影響を与えていないなら、やはりキヤノンのセンサーの裸特性が数値的に劣っているということになるのでしょう。
個人的には匡夫さんと同様、デジタルエンジン処理はあまりDXOに影響を与えていないのではないか、つまりキヤノンのセンサーの直線性が劣っているというふうに思っていますが。
それとノイズ量からはダイナミックレンジは算出できないと思いますがどうでしょう。ノイズとダイナミックレンジは厳密には無関係で、特にハイライト側でどこでセンサーが飽和するかはノイズ量とは関係ないのではないかと思いますが、違っていたらごめんなさい。
PPG
愛媛みかんさん、ダイナミックレンジは大きいほどベターです。
どういう定義で露出が適正とおっしゃっているのか不明ですが(おそらく撮影者の意図した露出という意味だと思いますが)、撮影後に意図が変わることも多く、その場合にデータが残っているということは非常に重要です。もちろん、おっしゃるようにダイナミックレンジが広くなれば絵が眠くなるのはあたりまえなのですが、ポストプロ前提でRAW出力しているわけで、極端な話、眠ければ眠いほどデータとしては上質と言ってもあながち間違いではないでしょう。
匡夫
>それとノイズ量からはダイナミックレンジは算出できないと思いますがどうでしょう
PPGさん
ダイナミックレンジ他DX0で測定した各諸元の考え方及び定義・算出式がDX0のサイトの「ABOUT」に詳細(サマリだけ読むとちょっと?ですのでサマリからリンクされている詳細も参照されたほうがよろしいかと思います)に記載されています。
当該説明をご参照頂ければ、(ちょっと統計学的な記載もあるため取り付きにくい面も否めませんが)スコアのもととなった諸元がどのように求められているか? そもそもDX0におけるノイズとは何か? がお分かりいただけるのではと思います。
PPG
匡夫さん、ご教授ありがとうございます。
以前D800のスコアが発表されたときにそのページは読んでいますが、たしか上に自分が書いてあることと同じことが書いてあったと思います。つまりシャドウ側では当然暗部ノイズとの関係がありますが、ハイライト側では単に明るさのレベルの階調性がどこまであるかで測定されているはずですが、勘違いがあればご指摘ください。
匡夫
PPGさん、既にDX0の説明をお読みとのこと、了解いたしました。
キヤノン(または他社)のカメラがRawデータに対しA/D変換時に非線形的な操作を加えているか? 否か?を判断するすべは私にはありません。
貴兄のご判断がDX0の説明を踏まえてのものだということですので、あえて更に私がつけくわえることはございません。
大変失礼いたしました。
愛媛みかん
各種メーカーの各種デジカメデーターから大判プリントをラムダプリントシステムでPhotoshopを利用し多数プリントしていますが、Rawデーターにこだわる必要は感じません。
撮影した膨大な写真を「眠い写真」のままセレクトするのは大変です。適正コントラストと適正濃度への変換作業を伴うため、過大なダイナミックレンジはあまり実用的ではありません。
キヤノンでは通常はJPEGとDPPの組み合わせで充分で、大切な作品の場合RawとPhotoshopを使用すればOKでしょう・・・・・・。
ダイナミックレンジが大きいほど良い人とは撮影データーを素材としてのみ利用される特別な方々ではないでしょうか?
「適正露出」については種々な観点が存在しますが、一般的には「アンセル・アダムスのゾーン・システム」が写真の基本と私は考えています。
特級厨師
Grrさん
補正ブラシツールをお使いとのこと、これはとても素晴らしいことと思います。
ただ補正ブラシツールが「Photoshopのマスクと同様に使える」という点には違和感を感じましたので、以下にその違いを書かせていただきます。
①補正ブラシツールは基本的にスライダー調整のみの設定です。
②色については「色温度」と「色かぶり」の機能のみです。
③シャープ処理には「量」や「半径」といった必要なパラメータがありません。
④マスク機能はブラシとグラデーションのみで、必要不可欠な「パスツール」機能がありません。
⑤マスク作成の効率もかなり違います。
確かに「補正ブラシツール」と「Photoshopのマスク機能」は似てはいるのですが、おっしゃるような「同じことが出来る」と言うのには、上記のような違和感を感じてしまいました。
ダイナミックレンジの補正について
①マスクについて
マスクは単純なものから複雑なものまであります。
簡単なものは例に挙げられた写真です。
人物が入る場合、髪の毛などもそれなりに自然な効果がかかるようにマスクする必要があります。
建物などが入る場合はパスツールが必須です。ブラシでマスクされているのでしょうか?
②人物の白飛びを扱うには
人物を扱う場合は、明るさだけではなくて色の補正も必要です。
人物についてはRGBそれぞれのカーブを慎重に設定する必要があります。
「色温度」と「色かぶり」の設定だけでは無理です。
階調はバランスの上で成り立っているので、ある程度以上の明るさを越えたケースでは、肌の階調を補正するのは非常に困難な作業です。単純にハイライトのスライダーを下げれば適正な階調になるわけではありません。
肌だけでも最終的にハイライト・中間調・シャドー部それぞれの色を調整することになります。
RAW現像ではお手上げ、というのはそういう事を意味して書かせていただきました。
③レタッチについて
ダイナミックレンジの話とは関係なかったですね。すみません。
レタッチの知識はRGBをどう扱うか、だと感じます。
レタッチは基本的に明るさでなく色の方が難しいです。RGBのカーブを使わないと無理だと思います。
以上、長々と書きましたがご返答です。
わたしはPhotoshopも使いますが基本、JPEGをごく普通に使う安上がりユーザーです。
なのでEOS Mはわたしに非常に向いていると感じます。
最後に、Photoshopをお使いなら「Camera Raw」も当然ご存じだと思うのですが・・・。
お幸
愛媛みかんさんへ
ゾーンシステム知りませんでした。ありがとうございます。
このページのコメント追っていて良かったです。コレですね。
http://www.weblio.jp/wkpja/content/ゾーンシステム_ゾーンシステムへの誤解
愛媛みかん
ゾーンシステムで、お礼などとは恐縮です。
日本人の紹介もさせてもらえたら、とも思い、以下の本を挙げて置きます。
「佐和写真技術講座1 露光の秘訣」昭和28年8月15日発行で著作者佐和九郎、発行所はアルスです。
現在でも、古書として、時々、出回っています。