ニコンの新・旧80-400mmと70-200mm VR II +2倍テレコンの解像力の比較テストが掲載

lensrentalsに、ニコンAF-S80-400mm、AiAF80-400mm、AF-S70-200mm F2.8G VR II +2倍のテレコンの解像力の比較が掲載されています。

The Requested 80-400 AF-S vs. 70-200 VR II and 2X Comparison

  • 我々の最長のテスト距離は40フィートで、これは400mmのテストに理想的な距離ではないことに留意して欲しい。この結果は300フィートでの結果とかなり異なっているかもしれないが、良い方向・悪い方向のどちらの方向に異なっているかはわからない。70-200mmはこの距離が無限遠よりもシャープなようだが、テレコンは一般的に遠距離の撮影に最適化されている。
  • MTF50のテスト結果は以下の表の通り。解像力の観点からは、新型の80-400mmが明らかに良好だ。旧型の80-400mmは、中央は70-200mm+2倍テレコンよりも良好だが、中央以外では70-200mm+2倍テレコンと近い結果だ。これは40フィートの距離では70-200mm+2倍テレコンは立派に実用的な画質であることを意味しているが、新型の80-400mmほどは良くない。

 

 MTF50 中央   MTF50 平均   MTF50 隅 
AF-S 80-400 820 675 480
AiAF 80-400 725 575 410
AF-S 70-200 f/2.8II +2Xテレコン  600 560 440

 

  • 旧型の80-400mmは中央は70-200mm+2倍テレコンよりも良好だが、これは中央だけで、中央から1/3未満の位置まで離れると両者は互角だ。この(40フィートの)結果が無限遠近くの距離と同じとは言えず、(無限遠で)結果が良くなるか悪くなるかはわからない。70-200mm単独では無限遠で若干シャープネスが低くなると言われているが、テレコンはこの影響を少なくするだろう。

 

旧型80-400mmに比べると、新型の解像力は中央も周辺部も大きく改善しているようですね。とは言え、旧型も現在、非常に安い価格で販売されているので、コストパフォーマンスを考えると旧型も魅力的かもしれません。

70-200mm f/2.8G VR II +2倍テレコンは、中央は旧型80-400mmに及びませんが、平均値では旧型といい勝負で、なかなか健闘しているという印象です。