DxOMarkにパナソニック14-42mm F3.5-5.6 II OISのスコアが掲載

DxOMarkに、パナソニックの新しい標準ズーム「LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH MEGA O.I.S.」のスコアとレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix G VARIO 14-42 f3.5-5.6 II Asph. Mega OIS review - The Cheapest 'Standard Zoom' for Micro 4:3 and Surprisingly Good 

 (テスト機はGH2)   14-42 II   PZ14-42   12-35F2.8   Oly12-50 
DxOMarkスコア 12 10 17 10
解像力 7P-Mpix 5P-Mpix 9P-Mpix 4P-Mpix
透過 4.9T 4.9T 3T 5.3T
歪曲 0.7% 1.2% 0.8% 0.5%
周辺光量落ち -0.7EV -1.2EV -0.8EV -0.5EV
色収差  7μm 10μm 11μm 13μm

 

  • このレンズのスコアは比較的良好で、DxOでGH2でテストしたズームレンズの中では2番目のスコアだ。
  • 歪曲はズーム域による変化がとても顕著で、望遠端ではとてもよく補正されているが、広角端ではタル型が目立つ。このカテゴリの他のレンズも似たような性能なので、これは驚くようなことではない。
  • 解像力は絞っても上がらず、7P-Mpixのスコアは開放(14mm F3.5)で得られたものだ。F8ではズーム全域で解像力は5P-Mpix前後まで下がる。解像力の不足はたぶん回折のためだが、大半の設定範囲で比較的低い解像力になるのは残念だ。
  • パワーズーム付きのPZ14-42mmとの比較では、安価な14-42mm II が画質(解像力・歪曲・周辺光量落ち、色収差)で優っており、パワーズームが不要なら選択は簡単なはずだ。このレンズは特に比較的安価であることを考慮すると健闘しているが、他のフォーマットではより安価で高性能な製品もある。

 

14-42mmのII型は、PZ14-42より一回り良好なスコアで、最廉価な標準ズームとしては十分な性能と言ってよさそうです。これ以上の性能を求めるなら、ズームでは12-35mm F2.8に行くしかなさそうですね。

II 型と旧型の14-42mmや14-45mmのスコアと比較してみたいところですが、これらのレンズはDxOではまだ計測していないようです。