DxOMarkに、ニコンAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II のスコアとレビューが掲載されています。
・Does Nikon's latest professional 70-200mm justify its price?
(テスト機はD800) | 70200F2.8GII | 70200F2.8(旧型) | 70200F4G | Sig70200F2.8OS |
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DxOMarkスコア | 29 | 26 | 28 | 25 |
解像力 | 20P-Mpix | 15P-Mpix | 21P-Mpix | 14P-Mpix |
透過 | 3.3T | 3.4T | 4.4T | 3T |
歪曲 | 0.3% | 0.3% | 0.4% | 0.3% |
周辺光量落ち | -0.9EV | -1.6EV | -1.1EV | -1.2EV |
色収差 | 6μm | 7μm | 7μm | 7μm |
- 総合スコアの29は上端の性能で、解像力の20P-Mpixはこのタイプのズームレンズとしてはとても良好だ。解像力は広角端でも望遠端でも、ほとんどの絞り値(F2.8-F11)で一貫しており、素晴らしい。
- 透過の3.3TStopも良好なスコアだ。歪曲はワイド端では若干のタル型、望遠側では糸巻き型だが、良好に補正されており、0.3%の良いスコアを達成している。
- 周辺光量落ちは200mm開放では目立つが、全体としては(測定結果のグラフに)赤やオレンジの部分がなく素晴らしい結果だ。色収差もすべての条件でよく補正されている。
- 新型は旧型に比べると解像力と周辺光量落ちの改善が顕著で、解像力は25%改善している。新型は条件による画質の変化が旧型よりもずっと少ない。
- 70-200mm f/2.8G VR II は欠点がほとんどなく、フルサイズ機と組み合わせるならベストの望遠ズームだ。このクラスのレンズが必要で、資金があるなら、このレンズを購入するべきだ。これは素晴らしいレンズだ。
新型は旧型と比べると、解像力と周辺光量落ちが大幅に改善しており、とても高性能なレンズに仕上がっているようです。このクラスの望遠ズームでF2.8の明るさが必要なら、このII 型を選んでおけば間違いはなさそうですが、DxOにはまだFマウント版のスコアの掲載されていない、タムロン70-200mm F2.8 VC のテスト結果も気になるところです。
二コペンタ
自分もいつか手に入れたいと思っているレンズです。
ところでDXOMarkのグラフの味方なんですが、今までスコア
しか見ていませんでしたが、というよりも見方がスコア
しかわからなくて、スコア・解像力は数値が高いほど良く、
周辺光量落ちは小さいほど良いのはわかるんですが、
わかるんですが、透過・歪曲・色収差は数値が大きいほど
いいんですか?詳しい方教えてください。
nobr
なぜ今までこのレンズの評価が無かったのか不思議な位ですね。
予想通り素晴らしい性能ですが、新型F4の結果にも目を見張らざるを得ません。これから買う人は悩ましいですな。
ニコペンタ氏>> 以下の理解でよいと思います。
透過:F値に近い程優秀
歪曲:少ないほど優秀
色収差:少ないほど優秀
風景と飛行機
今年2月に購入しました。当初はタムロン(VC付き)の同タイプが発売されるのを待ってましたが,桜の季節に間に合いそうもないことと値段差がそこまで大きく無いことからこのレンズに。
私にとってはかなりの高額商品。結構無理して買いましたが,それだけの性能を持っており「無理して買って良かった…」と思ってます。タムロン(VC付き)もお借りして使ってみたのですが,こちらも素晴らしい描写でした。動き物を撮る時や,太陽が入り込む構図の時には「すっげー」と感じてます。
もし購入を少しでも考えられておられるなら,少々無理してでも購入されるべきレンズだと思います。
たわば先輩
旧70-200から更新してからの購入。
大満足でございまする。
大三元もコンプリートで、14から200までf2.8で通せるのは強みです。
やっぱり一眼レフはシステムで考えるものなので、大体の画角とスペシャリスト的なレンズが揃えば大体こなしてくれます。
このレンズは手持ちでもイケますけど、三脚にセットして使うときにはそれなりの三脚を考えなくては・・・。
ということで、ジッツオの4型を導入しました・・。
室内スポーツでは、このレンズは非常に使えますね!
k-z
解像力比較をしましたが、
スコアの通り、新型の方がだいぶ解像する結果になりました。
新型の方が1、2枚も上手でよく解像します。
旧型中古で安いのを狙うより、今からなら断然新型をオススメします
ケボ
このレンズとタムロン旧70-200mmを持っています。
ニコンの方が解像力はすばらしいのですが、ボケがちょっと固い印象で、
タムロンは最短撮影距離が短いのと、ボケがやわらかくテレマクロ的に使えるのが良いですね。
風景にはニコン、ポートレート&花にはタムロンと使い分けています。
南風
自分にとっては非常に高価なレンズですが、必要に迫られたので頑張って買いました。D300 に付けて活躍中です。
AF も非常に速いですし、画質を言わなければ x2 のテレコンを付けると 140-400mm F5.6 相当として使えますので非常に便利です。
星5個が最高の所を、6個上げたいですね。
パックマン
1年ほど前に購入しました。D3につけていますが、しばらく使っていると重くて手に震えが来ます(笑)。D800につけると、解像力の点では本領発揮ですが、やはり三脚を使用した方がよさそうです。キャノンの70-200F2.8Ⅱも高性能で購入する時、少し迷いましたが、ナノクリと金のラインに惹かれました。
ガトー
旧型から買い替えました。
周辺光量落ちは、確かに改善されました。ファインダーで覗くだけで分かります。でも、倍率が低くなり、同じ距離でも被写体の大きさが一回り以上小さくなります。
akanojin
シグマのは光学エレメントのバラつきなんですかね?
キヤノン用のはニコン純正といい勝負してます・・・
http://www.dxomark.com/index.php/Lenses/Compare-Camera-Lenses/Compare-lenses/(lens1)/318/(brand)/Sigma/(camera1)/795/(lens2)/406/(brand2)/Nikkor/(camera2)/485/(lens3)/320/(brand3)/Sigma/(camera3)/485
似たような画素素数の5D3とD3Xで比較しました。
しろやぎ
>>ニコペンタさん
わたしも詳しくはありませんが…
・透過=TというのがF値みたいなもの。少ないほうが良い。
・歪曲=画像の歪み(よくいう陣笠や樽型歪曲?)。少ないほうがいい。
・色収差=単位μm(マイクロメートル)ぶんだけ色がズレる? 少ないほうがいい。
微妙に違う話題なのですが、他に詳しい方がおりましたら補足修正よろしくお願いします。
あ
20万切ってるのが常態になったし、このレンズはお買い得ですよ。買って損をしたとは絶対に思わないレンズ。欠点は重たいことだけですね。それ以外の部分は何と比べてもこのレンズの方が上です。あ、ニーニー除く。
colt_plus
如何せん重いのがデメリットですね。
脚に頼らず、自分で振り回せる様、肉体改造中です。
フルサイズ機とこのレンズの組み合わせは無敵です。
南風
> 各所でII型は絶賛されますが、単焦点の方が画質は上です。
それは当たり前では。ズームレンズという範疇の中では写りが非常に良いので絶賛されているのでは。
ゆー
>・透過=TというのがF値みたいなもの。少ないほうが良い。
F値はレンズの焦点距離を有効口径で割った数値であり単位。
T値は実際のレンズを透過する光量による値。
ということになります。レンズの構成やガラスの質、コーティングの違い等により、焦点距離を有効口径で割っただけでは、フィルムや撮像素子に到達する光量は正確に表せません。
レンズを交換するごと、カットごとに実際の露出量が変動すると後々の編集がたいへんなことになったフィルム撮影での映画用として、動画用のレンズはT値刻みの表示になっています。近頃はデジタル撮影と処理で、実露光量や色味を統一させるのが楽になりましたけれど。
スチル写真では焼きの工程で濃度を可変させる範囲が広いことや、動画のように連続するものではないためF値表示で事足りていることになります。
つまり同一F値のレンズであっても、実際の光量はまったく同じではないということであり、単体露出計で計測してマニュアルで撮影するとこのことが実際に経験できます。どちらかというと、スチル撮影では絞り値は被写界深度の目安として考えられたりしていますが。
このようなことから、T値が高いレンズ=透過率が高くロスが低いレンズ、と理解されます。