Blackmagic Design announces Super-35 4K camera with global shutter (dpreview)
- ブラックマジックデザインは本日、グローバルシャッターを採用したSuper35センサーを搭載した、4Kデジタルフイルムカメラを発表した。価格は3995ドル。
- 高解像度の4K Super35mmサイズのセンサー
- スムーズなパンやモーションのためのプロフェッショナルグローバルシャッター
- 12段のダイナミックレンジ
- ハイクオリティなEFレンズが使用可能
- SSDレコーダー内蔵
- Apple ProRes 422 HQとロスレス圧縮シネマDNG 12bit RAWに対応
- 6G-SDII出力、ヘッドホンミニジャック、サンダーボルト、LANCリモートコントロール
- 23.98・24・25・29.97・30fpsでUltra HDと1080HDに対応
ブラックマジックから先日情報が流れていたポケットシネマカメラと共に、EFマウント対応の4Kシネマカメラも正式発表されました。価格は3995ドルとSuper35mmの4Kカメラとしてはかなりリーズナブルで、このジャンルでは台風の目になりそうですね。
ヘリコイド
私は動画を撮らないけど、これを手に入れたら病みつきになるかも。このシネマカメラは大歓迎!!
chocouni
シネマカメラの世界において60Pってあまり重要じゃないんですかね…?
僕はsonyとパナのカメラを使っているので60Pの恩恵をこうむっておりますが、映画は24P、CMは30Pということで、この手のカメラは60Pを搭載しないのでしょうか?
詳しい方、ご教授願います。
デジイチムービー
>chocouniさん
搭載出来るならしたいところでしょう、60Pやそれ以上のハイフレームレート。
ただ内蔵SSDに圧縮RAWやProResコーデック、それも12bit(最低でも10bit)記録するのを前提に考えているBlackmagicの場合1080Pや4Kの60Pはキビしいのかと思います。内部のデータ転送レートも単純に倍かそれ以上必要ですからね。
H264の8bit4:2:0とは別世界です。
センサー自体は4K150fpsなんてスペックのものも多いのですが、記録媒体のスピードも追いつくのが難しいのでしょう、Convergent DesignのOdyssey7QもSSD2枚挿しですからね。
匿名
>chocouniさん
シネカメラはラージセンサーで被写界深度の演出をするのと共に、露出の調整でモーションブラーを発生させる事によりあの映画独特の臨場感を出すのが肝なのだそうです。
これは一種の芸術表現であり、ボケ味を味わうスチルの文化とどこか共通するところがあるのではないでしょうか?
REDという会社のシネカメラが48fpsや60fpsでの撮影が行え、それで撮影された映画作品もあるのですが、その映像や臨場感は不評であるようです。
m2c
よくわかりませんが、これってどう持つんですか?
手持ちはしないとか。
三脚前提なのでしょうか?
匿名
>chocouniさん
続きですが
つまり、60Pではあの映画独特の臨場感が出せないと言う事です。
ハイフレームレート撮影が可能なREDでも結局のところ24Pでの撮影が主流となっています。
ぽん
4k、グローバルシャッター、Super35センサーで価格は3995ドル、言うこと無しですね。4kシネマカメラがこんな事になってしまって、いいんでしょうか、心配になってしまいます。
サカナ
今年のBlackmagic Designはまた一段とぶっ飛んでますね。
4K×Super35センサー×グローバルシャッター採用でこのお値段とは...。
私の懐具合では動画専用機に40万+α(周辺機器やレンズ)は躊躇しますが、このスペックでこの値段は格安だと思います。
chocouniさん
>この手のカメラは60Pを搭載しないのでしょうか?
60p搭載はどこのメーカーも考えていると思います。
ただ高品質でハイフレームレートな映像が撮れるカメラとなると価格のケタも変わってくるので、安価なカメラに採用される日はまだ少し先になるかもしれません。
一応4K,60p撮影可能なカメラはあります。
業務用ですがソニーのF55など
http://www.enatsu.net/enatsu_movie/pmw-f55-f5
(※4k×60pはフォームアップで12月末に対応?)
綺麗な映像ですが、やはりお値段が...。
ぽん
>chocouniさん
ご存知の通り映画は基本的に24fpsですが、仮に60fpsで撮れれば2.5倍のスロー映像が使えるのが映画の場合の恩恵になると思います。48fpsや60fpsの映画もありますが、ビデオ撮影のドラマみたいなんて言われちゃったりして、一般的には受け入れられてません。
コストをかければ60pやそれ以上の機能を搭載するのも可能でしょうが、それではBMのコンセプトと合わないでしょうね。
WestBigWell
>m2cさん
カメラ単体ではなく、三脚やスタビライザー、各種リグを使用することが前提です。
おそらく、本体記録はバックアップ用で、SDI経由で外部レコーダーに記録するケースが主になると思います。
nanamu
スペック的にはいいですけど、BMCCの絞りがわからないという最大の欠点は修正されているのかな?
ファームアップで早期に修正されると思ってましたが今の今まで放置されてますし、BMCC 4Kでもたぶんそのままのような気がしますけどね。
chocuni
60Pの質問をした者です。
たくさんのレスをいただきまして、誠にありがとうございました。
ここでいったん、お礼を述べさせていただきます。
皆様の豊富な知識には拝見するに、自分は本当に末端のそのまた末端に位置するエンドユーザーなんだなぁ~と。
もっともっと勉強を重ね、こういったカメラを使いこなせるようになりたいものです。
管理人
>romerさんへ
原文は「digital film camera」なので間違いではありません。
FS700M
色々と情報を総合するとこのカメラの撮像板はCCDらしいのですが、以前からCCDの独特の諧調のファンなので思わず嬉しくなりました。バリカム調の調子が出せたら最高だと思います・・・
Deckham
ブラックマジックって、マイクロフォーサーズに賛同したんじゃなかったでしたっけ?
EFマウントって、裏切り?
404z
グローバルシャッターといってもCMOSではなくCCDだそうで。
4K 60Pはおろか1080は60iまでのというのもCCDの読み出しの遅さが原因かと思います。
管理人
>スガリトオルさんへ
Blackmagicの公式サイトをご覧ください。digital film camera(デジタルフイルムカメラ)という表現が多用されていますよ。
http://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicpocketcinemacamera
西中島
センサーがCCDなのかCMOSなのかについてはオフィシャルの発表がなくて情報に混乱があるようですね。
海外のこの分野で著名な方々のあいだで、価格とスペックからCCDなのでは?という指摘もあれば、いや、そうじゃなくてグローバルシャッターなCMOSだよ、と断言している方もいます。実際のところどうなんでしょう。
https://twitter.com/brawlster/status/321496997901238272
http://philipbloom.net/2013/04/08/nab2013bm/
GS
シネカメラのSONYのF55やブラックマジックのこの機種にはCMOSセンサーのローリングシャッター問題を解決するグローバルシャッター(CCDと同様な一括読み出し方式)が搭載されていますが、そろそろ次に出てくるC/Nのプレス用上級スチルカメラにもグローバルシャッターが搭載される時期が近づいているのでしょうか?。それともまだ現時点のグローバルシャッターの技術は未成熟で、まず必要とされる動画用に試行されてる段階なのでしょうか?。この手の技術に詳しい方がいらっしゃったら教えて下さいませ。
ゆーと
グローバルシャッターにすると、画素の光の利用効率が落ちて感度が悪くなります。
ローリングシャッター機の半分近くまで感度が悪くなってましたが、少しは改善されてきているといいのですが・・・
GS
CCDはそのしくみ自体がグローバルシャッター(一括読み出し方式)ですので、CCDセンサーを使用しているならばわざわざグローバルシャッターだとPRする必要は無いのではないでしょうか?。素人の考えですがどうでしょうか。
m2c
もしもCCDだとしたら、スミア(縦スジ)とか大丈夫なんでしょうか?
404z
>GSさん
もしCMOSのグローバルシャッターであれば 最初から CMOSのグローバルシャッターだとPRすればいいともいえますね。
「技術的」な表現より コンニャク揺れがない という「現象」の表現を優先させたPRなのかな と思うんですが。
GS
>ゆーと様
技術的な回答を頂きありがとうございます。ついでに教えて頂きたいのですがグローバルシャッターにすると少し前までは感度が半分近くになるとのことですが、それはSONYのF55のHPに掲載されている「フレームイメージスキャン機能」を使用するためにスキャン時に感度が減衰する為なのでしょうか?。例えは悪いかもしれませんがリバーサルフィルムのダイレクトプリントがデジタルスキャンになったが故に色々心配されている事柄と同様なことなのでしょうか?。ご存知でしたら教えて頂きましたら幸いです。
GS
>404Z様、M2C様
M2C様が仰るようなCCDの短所(スミア以外にも沢山欠点があります)を改善した上で、CCDの長所であるグローバルシャッターをPR(一括読み出しの為コンニャク揺れは当然発生しません。CCDセンサーの欠点を無くすことは現時点では未解決だと思います:学術的に研究は継続されているようですが)するので有れば良いことだな~と思います。でなければCCDセンサーからCMOSセンサーにデジカメのイメージセンサーが昨今置き換えられてきた必然性を否定することになってしまうと思うのですが。素人考えですが如何でしょうか。
CINEALTA
CCDカメラで言うとSONYのBVW-400Aで太陽を撮影したことがあります。 このCCDはFITタイプでスミアが出にくいタイプになっており通常のモニターリングではスミアはわかりません。 また照明ライトを正面からくらうカットでもスミアは出ません。
映画では通常24fpsです。 そのくらいのシャッターならば撮影には支障ないと思います。
CCDもBVW-400AのようなFITタイプが使用されているのであればスミアも問題ないでしょう。
電子職人
放送局で使われているCCDカメラは、FIT方式で、スミアの問題は昔から解決されています。FIT方式はスミア防止のため、露光部分の外側に独立した完全遮光の蓄積部分を持ち、露光完了後に蓄積部分に一気に高速転送した後で読出しします。
FIT方式は民生用のCCDに比べて、構造が複雑でセンサーサイズも独立した蓄積部分の分だけ大きくなりますから、通常の小型のセンサーのビデオカメラには使われていても、昨今のAPS-Cや35mm版の大型センサーに適用するのは困難でしょう。消費電力も大きくなりそうですし。
一方グローバル電子シャッターのCMOSセンサーは、露光部分にメモリー用の蓄積部分を追加するので、フォトダイオード面積が減少し感度が低下します。
ゆーと
技術的というほど、詳しくはないのですが、センサ構造上トランジスタを増やす(1画素の中に光を感じない領域が大きくなる)のと画素からの信号を読み出す駆動信号が複雑化してしまうので、どうしても、ノイズが大きくなってしまって、感度が悪くなります。
もちろん、技術的にどんどん改善されてきていると思います。
ダイレクトプリントの件も近いには近いと思うのですが、デジタルスキャンになると、やはりまずノイズが心配されます。
ディジタル機器にはノイズが必ずありますが、アナログのフィルムは言ってみればノイズが無いということができます(極論ですが)
そこにノイズが付加されてしまうのでやはり嫌う人がいるでしょうし、もうひとつは、どうしても、色域が変わってしまうのが現実的な問題でしょうか?100%フィルムそのものを再現されないから(それでも、99%とか再現するんでしょうけど。。。)、これまでリバーサルで頑張ってきた人たちが嫌うのは分かる気がします。
あとは、デジタルプリントになると結局デジタル化するなら、デジカメとかわらなくなっちゃうという気持ちの問題もあるのかもしれませんが・・
(フィルム、特に中判・大判のメリットはあると思いますが・・・)
digicame30
cmosかccdかという話は,日本のBMの方が問い合わせに対して
cmosという事でした。