ニコンAF-S 18-35mm f/3.5-4.5G はこのクラスで最高レベルの性能

DxOMark に、ニコンAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G のスコアとレビューが掲載されています。

Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED review: high-performance update to portable ultra-wide zoom 

 (テスト機はD800)    18-35新型    18-35旧型     16-35VR    Tokina16-28 
DxOMarkスコア 26 20 23 24
解像力 17P-Mpix 12P-Mpix 14P-Mpix 14P-Mpix
透過 4.2T 4.6T 4.6T 3T
歪曲 0.6% 0.7% 0.5% 0.3%
周辺光量落ち -1.2EV -1.2EV -1.1EV -1.3EV
色収差  7μm 17μm 10μm 7μm

 

  • D800での総合スコア26はこれまでテストした広角ズームの中で最高の性能のものの1つだ。解像力の17P-Mpixはこの種のレンズとしては最高レベルで、画面全域で解像力は安定している。
  • 歪曲は18mmを除けば非常に小さく、色収差もこのタイプのレンズとしては素晴らしい。周辺光量落ちもこの種の超広角ズームとしては、十分許容範囲内だ。
  • 価格の近いトキナーと比べると、ニコンは少し暗く開放の絞り値が可変でプラスチック鏡筒だが、385グラムと軽く、フィルターが使用でき、比較的コンパクトだ。光学性能は一級品で、高画素機との相性も良い。

 

新型の18-35mmは他のレビューでも評判の良いレンズですが、DxOのテストでも例外ではないようです。解像力はこのクラスでは頭1つ以上抜けていて、旧型はもちろん兄貴分の16-35VRを大きく上回っているのはすごいですね。フルサイズで手軽に風景などを撮影したい場合には、ニコンの広角ズームでは、このレンズがベストかもしれませんね。

[追記] 16-35mmVRのデータがD3Xのものになっていましたので、D800のデータに修正しました。最初のデータよりも16-35VRの解像力が1P-Mpix、総合スコアが4上がっています。