・Nikkor Lens Vibration Reduction (VR) performance
- 2013年1月1日に、CIPAはデジタルカメラの手ブレ補正の効果の規格(基準)を発表している。CIPA規格によって、ユーザーは製品のVRの性能を理解しやすい方法で比較することが可能だ。以下のリストは、CIPA規格によるニッコールレンズのVR性能の一覧だ。
- FXニッコールレンズ
AF-S Micro NIKKOR 105mm f/2.8G IF-ED 3.0
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II 3.0
AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II 3.0
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR 3.0
AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR 3.0
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR 2.5
AF-S NIKKOR 800mm f5.6E FL ED VR 4.5
AF-S NIKKOR 800mm + AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED 4.0
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 2.5
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR 4.0
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 3.5
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR 3.5
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II 3.5
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR 4.0
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED 2.5
AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED 2.0
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR 4.0
AF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II 3.0 - DX ニッコールレンズ
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR 3.0
AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR 3.5
AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR 3.5
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 3.0
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR 3.5
AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II 3.5
AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED 3.0
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR 3.0
CIPA規格によるVR性能の測定結果では、FX レンズは、新しいレンズ群のVR性能の改善が見て取れますね。80-400mmでは新型と旧型で2倍の性能差があり、新型のVR性能の改善はかなり大きいようです。
一方、DXレンズではいずれも補正効果は3-3.5段分に収まっていて、古いレンズでもあまり効果は変わらないようですね。
お幸
予々、ニコンの発表通りですね。
自分の持ってる数少ないVRレンズの
24-85/3.5-4.5Gの結果が4.0と意外に高成績でしたね。
光学性能がイマイチですが、チョット嬉しいです。
他マウントでボディ内手振れ補正の、特にαマウントの結果が気になります。
どうなるんでしょうね?
ひかりのまち
ズームレンズの場合、テレ端での記録になるのでしょうか?
DXの18-300だと広角と望遠でシャッタースピードが、
全く変わってくると思います。
ガイドライン調べたらわかりますかね?
だんさく
>ひかりのまちさん
手ブレ補正は自分の手持ち限界から何段分か、ですよ。
望遠で1/250秒、ワイ端で1/60だったらそこから3段なり4段稼げるということです。
まお
こういう情報はレンズ購入時に役に立ちますね。
1635は広角手振れなので別格な気がします。
風景でf4限界を2.5段のf9まで絞れれば文句がなさそうかな。
それより、
24-85、70-200f4、新80-400の4段は次世代感がありますね。
そして、
新レンズと比べると70-300がかなり弱い感じを受けます。
VRとコーティング見直しで新しくしてくれないかな。
FT
ニコンの製品情報に書かれている手ぶれ補正の効果も、いつの間にか既存の製品を含めCIPA規格準拠のものに変わっていますね。
>ひかりのまちさん
“ズームレンズは最も望遠側で測定”と明記されております。
http://www.nikon-image.com/products/lens/af/dx/zoom/af-s_dx_18-300mmf35-56g_ed_vr.htm
petri
>ひかりのまちさん
CIPAの規格によると、焦点距離は規定なしらしいです。
(焦点距離によって異なるのなら)各社、一番補正効果の高い焦点距離を使うんでしょうね。
カタログ値はあるメーカが高くて、
テレ端では別メーカが逆転・・・なんてあるのかも。
とうしょうげん
AF-S VR-NIKKOR 70-200mm 1:2.8G はどうなんだろう?
(・(エ)・)
確か以前の記事で紹介されていた規格書のpdf(※)を見たら、一定距離以上での角度ブレ重視の測定基準だったかと。ボディ内手ぶれ補正を採用しているメーカーには不利かもしれませんね。測定基準は改訂の余地があると思いますが、全メーカーが一定基準で測定値を公表すること自体に意義があると思います。
(※)ドラフトですが、これだったような気がします。
http://www.cipa.jp/image-stabilization/index_j.html
このまま承認されたなら、35mm判換算焦点距離の20倍程度の撮影距離での測定結果のようです。25ページ当たりに表記例が載っています。
NikoNiko
手持ちのFXレンズは該当4本でした。
VRだからと言って安心しないでしっかりホールドが必要。
腕を伸ばしきってLVで撮影するかた見るが気を付けてね。
VR効果が効いてピンがピタ度の表示があったらなと思う。
使いやすい進化がどんどん進んでほしい。
masu
面白いですね。
特に最新のレンズは補正効果が高く優秀ですね。
早く他のメーカーとの比較を見てみたいです。
特にボディ内手ブレ補正との比較が気になります。
とはいえ、これは測定方法で結果はいろいろ変わりますので、
一つの目安にしかなりませんが…
ところで、ボディ内手ブレ補正はレンズは関係無くなるので、
ボディと焦点距離での結果になるのでしょうか?
オクラホマ・スタンピート
前者を売って後者を購入したのですが、AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRが4.0段、
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRが3.5段ってのが意外でした。
レンズの重さのせいかもしれませんが、後者の方がブレが少なく安定してる(歩留まりが良い)と言う印象です。
個人個人の印象、実際の挙動は、もちろんカメラ本体とのバランス(ホールド感、重量)にもよると思いますが、
各社CIPA基準で統一表記されれば、それぞれのスペック比較がやりやすくなりますね。
特に、サードパーティには、純正レンズを超えるくらいにがんばって欲しいと思います。
LGA
他社製レンズの測定値も早く公表してほしいです
ゆー
統一測定規格が導入されるのは歓迎すべきことですね。
とはいえ、実際の撮影での手振れしやすさと検査結果が一致するものではないと思います。
それは焦点距離や撮影者の技能の差の話ではなく、ボディーとの重量比、形状などのバランス次第で、手振れしやすさの度合いが多いに変わってくると実感するためです。
でも、このような統一規格が無意味などと言いたいわけではありません。各社が各様に検査し表現していたままであったことはフェアとは言いかねますから。
ut
>とはいえ、実際の撮影での手振れしやすさと検査結果が一致するものではないと思います。
一致するんじゃないですか?重量やバランスがどう変わろうが、手振れ補正段数は変わらないと思いますが。
あ
サードパーティー製のレンズの手ぶれ補正が弱い、意見が見受けられますが賛同しかねます。
近年のレンズは純正と差はないです。ここ一年で何本か買いましたがどの製品も申し分ない性能です。
サードパーティーに対する偏見でしたら残念ですね。
ゆー
>ut さん
使用状況によって検査結果=レンズの手振れ補正能力に差が出ることはない、つまり3段分補正可能であれば常に3段分補正能力がある、という点はその通りです。
場の雰囲気を荒らしたくないため撮影者の技能差についてぼかした表現をしましたが、端的に考えを述べるため敢えてこの例を以下で用います。
補正なし50mmレンズをシャッター速度1/60で使用しぶれを量産する人もいる一方で、かなりスローでもぶれの度合いが低い人もいます。これは一例ですが、レンズ側の補正値は同じで、仮にシャッター速度3段分補正されても、ぶれる人はぶれるとなります。
技能差に限らず、レンズヘビーまたはその逆、レンズやカメラの形状・操作系の配置・重量・重心位置など、補正機能以外の要素により、かならずしも補正値から考えられる限界でブレが抑制される、安全圏であるとは「限らない」とした次第です。
その上で、統一基準により補正値の表示が公正になるのは大歓迎。自らの使用環境などを考慮しつつ、大いに参考になる、という話です。
PON吉
一つの指標として参考になりますね。
個人的には一条件で3段効くより、近くを撮っても遠くを撮ってもどんな焦点距離でもきっちり正確に2段効くようなムラがない動作する技術のほうが使いやすいんだけどね。
犬
1秒間に手ぶれ補正が正常に動作する時間も計測して欲しいですね。
メーカーの手振れ補正方式によってはガクガクしてしまい。まったく撮影に使えない時間帯が多かったりしますから、シャッターを押したい時に手ぶれ補正が有効である度合い的な物を数値化して欲しい所です。
DNA
NIKONの場合1秒間に数万回補正してるようです。それでシャッターを押した瞬間に一度センターリング(補正レンズを中央に戻して)後に補正をするようですね。
勿論シャッターがきれる前にですから・・
この辺の細かさが純正と非純正の「差」だと思います。。。
d2
さすがにニコンは真面目なので、そこそこ言ってる事に近いスコアですね。
(ソニー、ペンタにも効く)シグマ手振れ補正への訴訟、CIPA規格の策定、ペンタの手振れ補正効果の下方修正。そういうことなんだろうな…
DNA
連投、追記失礼します。
ニコンの場合、シャッター切る前と露光時で補正が変わってきます。露光時はファインダーで見てる以上に強力に効かせる見たいですので、比較的失敗が少ないかと・・
僕は、他社レンズメーカーの手ぶれ補正で結構ニコンと同じ使い方して失敗してますので、手ぶれにかんしては「純正」に1日の長があるかと思うな。勿論腕が悪いんだろう!!と言われれば否定しませんが。
いずれにせよ、このような数値で共通項目で出る事は賛成です。
たとえ数値が低くても。。。
ひかりのまち
>>だんさくさん
>>petriさん
良く解りました。
ありがとうございました。
旧VR70-200の補正値知りたいですね。
のんき
ニコン初のVRの80-400が2段で、コレのリニューアル版
すなわちこの前出たばかりの80-400が4段と倍になってますねえ。
技術陣の努力がうかがわれますよ。