タムロンSP90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD は周辺部の解像力が顕著に改善

DxOMark に、タムロンSP90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD のスコアとレビューが掲載されています。

Tamron SP 90mm f/2.8 Di Macro 1:1 VC USD Nikon mount lens review: can this updated lens outperform its legendary predecessor? 

 (テスト機はD800)   T90F2.8VC  T90F2.8旧型   N105F2.8VR   Sig105F2.8OS 
DxOMarkスコア 32 29 32 28
解像力 19P-Mpix 14P-Mpix 16P-Mpix 17P-Mpix
透過 3.2T 3.2T 3.3T 3.3T
歪曲 0.1% 0% 0.2% 0.1%
周辺光量落ち -1.3EV -0.9EV -1.6EV -1.4EV
色収差  6μm 10μm 7μm 6μm

 

  • 新しいタムロン90mmのスコアは非常に高い32で、素晴らしい画質だ。解像力は開放から周辺部まで素晴らしく、これは回折の影響が目立ち始めるF11まで維持されている。歪曲は少なく、倍率色収差も同様だ。周辺光量落ちはこのタイプのレンズとしては若干大きいが、開放で目に付くだけで、後処理で容易に修正できる。
  • 旧型と比べると新型は解像力の改善が顕著で、開放から(新旧レンズの画面全体の解像力の違いがなくなる)F8まで周辺部の違いが顕著だ。色収差は旧型も比較的少ないが、新型更に低いレベルだ。周辺光量落ちは新型が若干増えている。
  • 新型は旧型よりも開放から3段絞るまでの解像力が一貫しており性能が改善されているが、価格も高くなっている。しかし、手ぶれ補正と超音波モーターの追加とインナーフォーカスは、魅力的なスペックだ。

 

タムロンの新しい90mmマクロは、旧型と比べると解像力と色収差の改善が顕著で、特に解像力はライバルの中でも頭1つ抜けているようです。価格は確かに高くなりましたが、それでも純正に比べればかなり安価なので、この性能ならコストパフォーマンスは良好と言ってもよさそうですね。