DxOMarkにニコンD4Sのセンサースコアが掲載

DxOMark に、ニコンD4Sのセンサースコアのデータが追加されています。

Nikon D4s sensor review: Master of Darkness? 

 

    D4S         D4         D3S         Df    
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
89 89 82 89
Color Depth
(色の再現域と分離)
24.4 24.7 23.5 24.6
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
13.3 13.1 12 13.1
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
3074 2965 3253 3279

  • D4SのDxOMarkのスコア89は、センサーランキングで12位の非常に高いスコアで、これはD4・Df と互角だが、D600/610・D800にはいくらか後れを取っている。
  • 色再現は24.4bitsの高い値で、これはこのクラスのセンサーでベストのスコアにわずかに劣っているだけだ。ダイナミックレンジの13.3EVも非常に良い値だが、ニコンの多くの一眼レフよりも若干低い値になっている。高感度は予想通り素晴らしいスコアだが、このカテゴリのトップではない(とは言え、トップに非常に近い)。
  • 高感度はD4の2965からD4Sの3074へのごくわずかな改善で、実写では気付かないだろう。これは少々残念だが、このスコアは並外れて高性能であることを念頭に置いておくのが大切だ。

 

ニコンD4Sのスコアは、これまでのニコンの16MP機とほぼ同じで、D4とのスコアの違いは誤差の範囲内と言っていいレベルかもしれません。とは言え、各所のサンプルを見る限りでは、実写ではD4Sの高感度画質はD4から結構改善しているという印象なので、D4Sの改善は新画像処理エンジンのEXPEED4の力が大きいのかもしれませんね。

[追記] DxOの信憑性やデータの見方など、DxO自体に関するコメントは引き続きこちらの記事でお願いいたします。