ソニーα77 II は全ての動作が速く画質も素晴らしい

ePHOTOzine に、ソニーα77 II のレビューが掲載されています。

Sony Alpha A77-II SLT-DSLR Review

  • マグネシウム合金のボディは、造りがよく、とてもしっかりしているように感じる。
  • EVFは、細部がクリアでリフレッシュレートも速くとても良好だ。時折、AFポイントが多すぎてかなり煩雑に見えるが、これは設定の変更で解決することができる。
  • AFとシャッターレスポンスはどちらも極めて速く、撮影から次の撮影までの間隔も短い。連写速度は12コマ/秒(スローダウンまでにJPEGで59枚、RAWで25枚)で素晴らしい。
  • サンプルでは、色再現は良好で、ダイナミックレンジはDROオートで良好なレベルだ。露出も信頼できる。瞳認識AFは、ポートレート撮影では実に良好に機能する。
  • (キットレンズの)16-50mm のディテールはハイレベルで、フレアもよく抑えられている。歪曲はほとんど見られず、色収差とパープルフリンジは周辺部でわずかに見られるだけで、よく抑えられている。マクロ性能も良好で、絞りを開いて満足のいくボケも得られる。
  • 高感度は、低ノイズで良好なディテールを得るためには、ISO800/1600までの使用を推奨する。ISO3200とISO6400ではまだ良好な結果が得られるが、ノイズは増え、ディテールも減少する。ISO12800と25600ではノイズが強烈になるので、できれば使用しないほうが良い。ISO51200は、ノイズが極めて多くなり、白い斑点が現れ、ディテールが失われるので、使用を避けたほうが良い。
  • オートホワイトバランスは、白熱灯下では暖色に傾き、プリセットでは正確な結果が得られる。蛍光灯下ではオートホワイトバランスは非常に良好で、プリセットはマゼンタに傾く。
  • パノラマモードでは、一定の速度でカメラを動かさないとパノラマ画像の生成に失敗することがある。生成されたパノラマ画像は、ディテールが豊富でとても高解像度だ。
  • 動画の画質は良好だ。動画ではP/A/S/Mの露出モードが使用できる。
  • α77 II の価格はボディのみで990ポンドで、コストパフォーマンスは良い。
  • α77 II は起動時間やAF、シャッターレスポンスなどの全ての動作が非常に速く、エルゴノミクスに優れたボディで、使っていて楽しめる。画質は素晴らしく、旧型のα77よりも顕著にシャープになっている。AFはとても速く動体追尾も良好だ。範囲の広い79点のAFシステムは素晴らしい。α77 II は、この価格帯の一眼レフとミラーレスの中で最速のカメラの1つで、コストパフォーマンスも良好で、大いに推薦する。
  • 良い点: 12コマ/秒の連写、素晴らしい画質と色、Wi-Fi機能、79点位相差AF、防塵防滴のボディ、AF追従の60pのフルHD動画、ISO50が使える。
  • 悪い点: エフェクトをかけるとRAWで撮影できない、ISO51200で白点が現れる。

 

α77 II は、α77からAF性能や動作速度などが改善されて、かなり使い勝手のよいカメラに仕上がっているようですね。画質は、発表直後のサンプル画像では多くの議論がありましたが、このePHOTOzineのサンプルを見る限りでは全く問題はなさそうです。