キヤノンがCINEMA EOS C100 Mark II を正式発表

キヤノンが、新型のシネマEOS「EOS C100 Mark II」とEFマウント/PLマウントのCINE-SERVOレンズを発表しました。

CINEMA EOS SYSTEMのHDビデオカメラ"EOS C100 Mark II"を発売

  • キヤノンは、CINEMA EOS SYSTEMの新製品として、高画質と基本性能を兼ね備えた小型・軽量なHDビデオカメラ"EOS C100 Mark II"を2014年12月下旬より発売。
  • 「DIGIC DV 4」を搭載することで、偽色やモアレ、ジャギーの発生を抑え、高感度撮影時にもノイズを低減した高画質な映像の撮影が可能。
  • デュアルピクセルCMOS AF技術の採用により、EFレンズを用いて画面中央部の被写体に自動でピントを合わせ続けるコンティニュアスAFが可能。STMレンズを使用した際には顔検出AFが可能。
  • AVCHD/MP4で59.94P/50.00Pの動画記録が可能。
  • 左右方向に約270度の範囲で開閉可能な有機ELモニター。上方へ最大68度のチルト操作が可能なビューファインダー。

4K光学性能と高い可搬性を備えたCINE-SERVOレンズの新製品を発売

  • キヤノンは、EFシネマレンズの新製品としてCINE-SERVOレンズ "CN20×50 IAS H/E1(EFマウント)"および"CN20×50 IAS H/P1(PLマウント)"を、2015年4月下旬より発売。
  • 焦点距離は世界最長の50-1000mm、ズーム倍率は世界最高の20倍を実現したレンズ。大判センサー対応(スーパー35mm相当サイズ以下に対応)のドライブユニット付きズームレンズとしては世界で初めてエクステンダー(1.5倍)を内蔵しているため、焦点距離を望遠端1500mmまで延長することも可能。
  • ズーム全域ではもちろん、画面の中心部から周辺部においても、4Kカメラに対応する高解像度を維持する優れた光学性能を実現。内蔵エクステンダー使用時も4K光学性能を維持。

 

今年は7D Mark II や結構な数のEFレンズが登場しているので、スチル用のEOSに力を入れる年かと思っていましたが、キヤノンはシネマEOSのボディやレンズの開発も並行して行っているようですね。

今回のC100 Mark II は顔認識や60p対応、バリアングル機構、チルト式EVFなどが採用されたC100の正常進化モデルになっているようです。

新しいCINEサーボレンズは、50-1000mmの20倍ズーム(1.5xエクステンダー内蔵)というすごいスペックのレンズですが、価格が810万円なので個人で購入するような製品ではありませんね。イベントなどでもし展示されていれば、一度見てみたいものです。