シグマがフルサイズ用のF1.8のズームレンズを検討中

DSLR MAGAZINE に、シグマの山木和人社長のインタビューが掲載されています。

Encuentro con Mr. Kazuto Yamaki, CEO de Sigma
 (以下Mirrorless Rumorsのまとめより)

  •  シネマレンズ市場にシグマの参入する余地があるかどうか、調査を行っている。
  • APS-C用の18-35mm F1.8 のような、フルサイズでF1.8のズームを開発できるか検討している。このレンズの問題は、道理にかなったサイズを維持することだ。
  • ミラーレスが成長することを確信しており、その分野の製品(DNシリーズ)を拡張するつもりだ。
  • Eマウントはマウント径があまり大きくないため、ソニーFEシステム用のARTレンズを造るのは少々難しい。ソニーがどうして、(Eマウントを)このようにしたのかは分からない。おそらく、Eマウントは当初APS-C用で、その後フルサイズ用にも使用したのが理由だろう。
  • 我々は、キヤノンとソニーがFoveonと同じような技術を開発しているのは承知している。
  • 我々の現行のAPS-Cセンサーは、中判フォーマットのセンサーのクオリティに匹敵している。そして、より大きな中判フォーマットのFoveonセンサーの開発も問題はないだろう。しかし、中判の市場は縮小している。
  • もし、レンズ交換式のミラーレスカメラを出すなら、今後、このシステムをサポートできるという確信がなければならない。
  • シグマはCES2月のCP+でPRO向け製品を発表する予定だ。

(以下SigmaRumorsのまとめより追加)

  • ほとんどの現行の非グローバル・ヴィジョンのレンズは、再設計されたArt・Contemporary・Sportsシリーズのレンズに置き換えられるだろう。
  • 良い24-70mmの設計は非常に難しいが、大口径の24-70mmも除外はしない。我々は常に挑戦に応じる。
  • EOSマウントのレンズの製造は容易で、ニコンとペンタックスマウントは、より多くの機械的な調整が必要になる。これが通常EOSマウント版のレンズが、最初に発売される理由だ。
  • 50mm F1.4 Art は非常に大きな成功を収めている。

 

以前に24-70mm F2 の噂がありましたが、シグマはどうやらこのようなレンズを本当に研究しているようですね。常識的なサイズに収められるかどうかが最大の課題のようですが、純正では望めないスペックのレンズなので、シグマにぜひ製品化して欲しいものですね。

あと、Foveonの大型センサーに言及しているのも興味深いところです。中判はともかくとして、フルサイズのFoveonセンサーの投入があるのかどうかが気になるところです。