リコーイメージング(ペンタックス)のフルサイズ機は近い将来出る可能性がある

デジカメWatch に、リコーイメージングの山元康裕氏、小迫幸聖、小林智晶氏、遠藤浩平氏のインタビューが掲載されています。

メーカー直撃インタビュー:リコーイメージング編

  • (レンズ交換式カメラの今後の進化は?)一眼レフカメラのほうは、そのスタイルの良さを守りながら、いままでにない新しい技術革新を模索していく方向だ。ミラーレスカメラは小さなサイズを意識しながら、より一層の高画質化や操作性の向上を狙っていく方向ではないか。
  • (イメージセンサーは大型化や、さらなる高画素化に向かう?)大型化(フルサイズ)は1つの方向性としてあるが、小さいサイズ(APS-C以下)には利点として、サイズが小型化できるということもある。高画素化には向かうと思う。ただし、(具体的な策があるわけではないが)高画素とは違う方法で高画質が得られるようなことにも期待したい。
  • (レンズ交換式のフルサイズカメラの発表は?) 現時点で具体的な話はできないが、開発は従来通り続けている。製品化するかどうかのジャッジは来年ぐらいにははっきりさせたいと考えている。「開発中」ということは近い将来に出てくる可能性があると考えてもらっていい。仮定の話だが、もしやるとすればKマウントは大切にしていきたいし、レンズはきちんと揃える。
  • (APS-Cサイズまたはフルサイズのミラーレスカメラについて) 非常に高い市場性を感じているが、私たちがやるかどうかは別だ。申し上げられるようなレベルのものはないし、まだまだ研究中のレベルだ。
  • (GRのズームレンズ化の予定は?)要望があるのは事実だが、GRの商品コンセプトにもかかわることなので、よく考えなくてはならない。現時点で具体的な予定はない。
  • (Q用のマクロレンズの予定は?)継続して検討をおこなっているが、いくつか技術的なハードル、たとえばAFの高速化、などが残っていることと、Kシリーズや645シリーズで望まれているレンズを含め、開発を優先するレンズを検討しているところだ。

 

フルサイズ機については、これまでリコーイメージング(ペンタックス)は、ずっと研究開発中とコメントしてきましたが、ここでは「製品化するかどうかのジャッジは来年ぐらいにははっきりさせたい」とこれまでよりも踏み込んだ回答になってきますね。

また、「もしやるとすればKマウントは大切にしていきたいし、レンズはきちんと揃えます」と述べられているので、開発中のフルサイズ機はKマウントの一眼レフのようですね。