シグマSD1後継機はそれほど遠くないうちに予定している

デジカメWatch に、シグマの山木和人社長のインタビューが掲載されています。

メーカー直撃インタビュー:シグマ編

  • いずれは、一眼レフがマイナーになりミラーレスがメジャーになる時代がくるような気もする。ミラーレスのこれからの方向としては高画質化とコンパクト化の2つの道に分かれていくような気がする。
  • (イメージセンサーは大型化や、さらなる高画素化に向かう?) 大型化と高画素化に向かう傾向はあると思う。Foveonの35mmフルサイズのご要望は多くあるが、データ量も相当大きくなるし、動作も非常に重くなってしまう。センサーを新しく開発となると膨大な費用がかかるので、事業的判断をしなくてはならないので、そう簡単にはいかない。
  • (動画撮影機能は必須?) シグマについていえば、あればいいねというもの。顧客からの要望は少ないので、優先順位は低い。
  • (SD1の後継機種の予定は?) ある。そう近くはないが、それほど遠くでもない。SDについてはシグマの開発リソースの制限もあるので、機種のバリエーションを広げず1機種に絞り込んで開発をしていくつもりだ。基本的にはFoveonをきちんとブラッシュアップしていきたい。
  • (ミラーレスカメラの発売は?) ミラーレスをやる予定はない。現在のシステムをきちんとメンテナンスしていくことを優先している。
  • (DPシリーズのズームレンズ内蔵カメラの予定は?) DPシリーズでのズームの予定はない。DPの顧客の要求がもの凄く高いので、それに応えようとすると単焦点を極めていくしかない。
  • (Foveonセンサーを使った35mm判フルサイズカメラについて) 要望はあるが、実際に開発するかどうかとなると、システム全体のことや将来的な発展性のことも考慮しなければならないので簡単ではない。
  • (アオリ機構を備えた交換レンズ開発について) いまのところ予定はないが、要望はあるので、実は迷っている。
  • (F2.8よりも明るいF値を持ったフルサイズ用ズームレンズの可能性は?) 大口径のズームレンズは物理的な制約が多い。絞り開放から使えることがいま現在の普通の条件だが、そこが難しい。

 

シグマのSD1後継機の予定は「あります」と明言しているので、これはもう確実だと思ってよさそうですね。逆に、ミラーレスの予定は「ありません」と述べているので、こちらは現時点では期待しない方がよさそうです。

フルサイズのFoveonセンサー搭載機については、すぐに発売することはなさそうですが、状況によっては発売も無いとはいえないような雰囲気ですね。