ニコンが位相フレネルレンズを採用した「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」を正式発表

ニコンが海外で、FX用の望遠単焦点レンズとDX用の望遠ズームレンズの2本のレンズを正式に発表しました。

Nikon introduces lightweight FX 300mm f/4 and updated DX 55-200mm f/4.5-5.6 ED zoom

  • ニコンはCESでDX NIKKOR 55-200mm f/4.5-5.6 ED VR II とAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR を発表した。300mm f/4 は位相フレネルレンズの採用で旧型より30%短くなり、1.5ポンド(675グラム)軽量化されており、4.5段分の効果の手ブレ補正が搭載されている。55-200mm には3段分の効果の手ブレ補正が搭載されている。
  • フレネルレンズはニコンだけが採用しているものではなく、キヤノンもDOレンズという名称で採用している。
  • 発売日はどちらのレンズも2月の初めで、価格は55-200mm f/4.5-5.6G ED VR II が349.95ドル、300mm f/4E PF ED VR が1999.95ドルになる。
  • AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR のスペック
    - 10群16枚 EDレンズ1枚、位相フレネルレンズ1枚
    - ナノクリスタルコート、フッ素コート
    - 最短撮影距離は1.4m
    - インナーフォーカス
    - 距離目盛り有り
    - 全長148mm、最大径89mm
    - 重さ755グラム
    - フィルター径は77mm

  • AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G VR II のスペック
    - 9群13枚 EDレンズ1枚
    - 最短撮影距離は1.1m
    - 全長83mm、最大径71mm
    - 重さ300グラム
    - フィルター径52mm

 

ニコンの300mm f/4E は、位相フレネルレンズ(PFレンズ)を採用して旧型の300mmから大幅に小型軽量化を図ったレンズになっているようです。キヤノンのDOレンズでは逆光でのフレアなどの問題が指摘されていましたが、このレンズの逆光耐性を含めた光学性能が興味深いところですね。

あと、55-200mm f/4.5-5.6G VR II はここでは特に言及されていませんが、旧型とレンズ構成が異なるので、光学系は一新されているようですね。

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