キヤノン5Ds R とD810・645Z・5D Mark III・7D Mark II との画質の比較レビューが掲載

Imaging Resource に、キヤノン5Ds R と他機種との解像力や高感度ノイズの比較テストが掲載されています。

Canon 5DS R Review

  • D810との最低感度の比較では、予想どおり、前々から素晴らしいニコンD810の36MPよりも5Ds R が確実に更に高解像のディテールだ。
  • 645Zとの最低感度の比較では、王者を倒すのは難しいということで、中判フォーマットの645Zがとにかく驚くほどの細かいディテールを生み出している。
  • ISO6400での5D3との原寸大の比較では、5D3が5Ds R よりもノイズを上手く処理している。5Ds Rの画像を5D3と同サイズにリサイズして比較すると、ノイズの面ではまだ5D3が優っているが、ディテールでは5Ds R が明確に5D3を圧倒している。
  • 画素ピッチが5Ds R と同等の7D Mark II とのISO6400・原寸大の比較では、予想通り、おおまかに言ってノイズレベルは同等だ。5Ds R の高感度性能は悪くはないが、フルサイズよりもAPS-C機の範疇にある。5Ds R の画像を7D Mark II と同サイズにリサイズして比較すると、5Ds R が大型センサーのアドバンテージを示しており、ノイズも余裕で5Ds R の勝利だ。
  • D810とのISO6400での原寸大の比較では、高感度では明らかにD810が優っているように見える。5Ds R の画像を同サイズにリサイズすると、明るい場所のノイズはD810に近くなるが、暗部はD810が優っている。
  • 5Ds R は拡張でISO12800の設定があり、また、マルチショットノイズ低減機能も搭載されている。この機能は興味深い機能で、三脚が必須になるが、ノイズ低減にとても劇的な効果がある。

 

元記事のサンプルを見る限りでは、5Ds R は低感度ではとても解像力が高いですが、高感度は決して強いとは言えないようで、やはり三脚を使って低感度でじっくり撮影するのに向いたカメラだと考えた方がよさそうです。

とは言え、高感度も等倍で見て7D2と同レベル、20MPに縮小すればそれよりも遥かに高画質な画像が得られるようなので、十分に実用にはなりそうです。

あと、E-M5II との比較は、元記事に画質に関するコメントが無かったので記載しませんでしたが、E-M5 II の40MPハイレゾショットも5Ds R相手になかなか健闘しているという印象です。