キヤノンがデジカメの販売見通しを下方修正

ロイターに、キヤノンの業績に関するニュースが掲載されています。

キヤノン、通期業績予想を下方修正 中国アジアの景気減速で

  • キヤノン は27日、 2015年12月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。中国・新興国の景気減速で、デジタルカメラとオフィス機器の販売見通しを引き下げた。
  • デジカメ販売は下半期の回復を見込んでいたが、中国を含むアジア地域の販売が想定を下回った。15年12月期の計画は、レンズ交換式カメラを従来計画の580万台から550万台(前年同期は636万台)に、コンパクトカメラを従来計画の700万台から650万台(同903万台)に、それぞれ下方修正した。
  • デジカメの販売台数は縮小傾向が継続。通年の販売台数はレンズ交換式で3年連続、コンパクトカメラで5年連続の減少になる見込み。田中副社長は「かつてのようにデジカメ(販売台数)が2ケタ増になることは期待しない。業績の足を引っ張らない事業にする」と述べた。

 

デジカメの販売は今はどこのメーカーも厳しいようですが、キヤノンも例外ではないようです。メーカー各社とも、ローエンドのコンパクトを整理してハイエンドコンパクトやレンズ交換式に注力することで、対応しているようですが、最近はレンズ交換式の販売も落ちているようですね。

キヤノン副社長の「業績の足を引っ張らない事業にする」というコメントが少々気になるところです。