パナソニックが2016年2月のISSCCで有機センサーについての講演を予定

Fuji Rumors に、パナソニックが広ダイナミックレンジの有機センサーに関する講演を行うという情報が掲載されています。

On Feb.1, Panasonic will talk about an Ultra Low Noise 120dB+ (!!) Dynamic Range organic sensor!

  • 2013年にパナソニックと富士フイルムは、ダイナミックレンジが88dBで高感度に1.2倍強く、入射角を60度に広げる有機CMOSセンサーの開発を発表した。しかし、それ以来、この有機センサーについての続報はない。

    ソース達からは、富士フイルムとパナソニックは発熱と消費電力の問題を抱えていると聞いている。そして43rumors は、このセンサーの登場は、まだ2-3年先になると述べている。

    これは確実なのだろうか? 多くの人が富士フイルムとパナソニックが完全に開発を中止していると考え始めているが、たぶんそうではないだろう。

    事実、2月1日に、パナソニックはISSCC2016で、ダイナミックレンジが120dB以上の超低ノイズ有機CMOSセンサーについての講演を行う。これが2013年に開発発表されたものと同じ有機センサーなら、このことは彼らが計画を中止していないだけでなく、有機センサーの性能の改善(ダイナミックレンジは88dBから驚きの120dB+に拡大されている)さえ可能だったことも示している。

 

富士フイルムとパナソニックの有機センサーは、以前のインタビューでは、まだかなり先になるという話でしたので、来年の2月のこのセンサーが実戦投入されるとは思いませんが、有機センサーの開発に関する何らかの新しい発表があることに期待したいところですね。