・Zeiss Loxia 2/50 Sony E-mount lens review
テスト機はα7R | Zeiss Loxia 2/50 | Sony FE55mm F1.8 |
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DxOMarkスコア | 39 | 42 |
解像力 | 26P-Mpix | 29P-Mpix |
透過 | 2T | 1.8T |
歪曲 | 0.4% | 0.4% |
周辺光量落ち | -1.8EV | -1.6EV |
色収差 | 8μm | 9μm |
- α7Rで39のスコアは全体的に素晴らしい性能だ。このレンズの解像力は非常にハイレベルで、開放でさえ、中央の解像力は素晴らしい。絞ると主に周辺部が改善するが、中央も若干の改善が見られる。しかし、F2.8-5.6ではいくらか非点収差が目立ち、周辺部の解像力が制限されている。解像力のピークはF4だが、画面全体の解像力の点ではF8からF11の方が好ましいかもしれない。
- 透過の値は見事で、倍率色収差も素晴らしく良く抑えられている。歪曲と周辺光量落ちは平均より若干大きいが、それでも比較的小さい値だ。
- ソニーFE55mm F1.8 と比較すると、両者の性能はとても近いが、ソニーは周辺部の非点収差は少ない。ソニーはF2では周辺部で若干優っているが、F11に絞るとツァイスLoxiaの方が若干良好だ。その他の項目(解像力以外)は同程度だが、色収差はLoxiaが若干良好で、画面全域で補正されている。
- 小さくてハイグレードな50mmレンズを探している人なら誰でもこのレンズを好ましく思うだろう。このレンズは比較的小型軽量なだけでなく、とても高性能だ。同じような価格のソニーFE55mm F1.8 とは直接競合し、ソニーは若干周辺部が良好なだけでなく、AFレンズなので、より広い市場にアピールするだろう。それでもなお、Loxiaは素晴らしいレンズで、ソニーとどちらを選ぶかは、結局のところマニュアルフォーカスが好きかどうかということになるかもしれない。
解像力は若干ソニーFE55mm F1.8 の方が上回っているようですが、Loxia 2/50もとても優秀なスコアですね。利便性ではAFのFE55mm F1.8 だと思いますが、感触のいいピントリングでMFで撮影を楽しみたい方には、Loxia 2/50が良い選択肢になりそうですね。
HAT
こうやって数値が出ると、Sonnar1.8/55は神レンズだということが良くわかるな~
Loxiaといえども今回はSonnarの引き立て役になっちゃうな。
ぽんた
Sonnar好きの私ですが、球面レンズのみでここまでやれている本家のZEISS、Loxiaを大きく評価したいと思います。背景がゴチャゴチャさえしてなければ、プラナータイプのLoxiaの描写はとても瑞々しいです。
Sonnarはα7IIシリーズで唯一5軸4.5段のボディ手ぶれ補正が活かせるレンズなので、AFと合わせて多くの場合でこちらのレンズの方を使う機会の方が多いと思います。
みのるたん
50mmと55mmで殆ど画角は同じですが、以外と撮影した際の印象が変わります。
私は55mmがα7系ユーザーなら皆んな持ってる必須の常用レンズとなり、何となく皆んなと被るのが嫌で55mm購入後に50mmを買いました。
個人的には、何方も見た目も描写も満足が行く仕上がりで甲乙付けがたいです。
風景スナップメインの私にとってはAFの有無は殆ど気にしませんし、自分でAF、絞りをレンズ側で動かしながら一枚一枚大切に撮影するスタイルは、オートで撮影可能な現代だからこそこのレンズの存在意義があると思います。
Summicron35mm1st
Loxia 2/50は伝統的なダブルガウスタイプかつ非球面レンズなしで、寧ろこの画質に到達できるのが凄いと思います。
cppn
LOXIAの2/50と2/35はサイズと重量が丁度よく、AFにこだわらなければ素晴らしいレンズ。AFしかしない人にこそ触って欲しい。MFの楽しさを実感できる。