・高倍率ズームレンズ"EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM"を発売
- キヤノンは、APS-Cサイズのセンサーに適した光学系を備えた「EF-Sレンズ」シリーズの新商品で、新開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを2016年3月下旬より発売する。
- 新開発「ナノUSM」によりフォーカスレンズの駆動速度が最大で約4.3倍に向上。静止画撮影時におけるフォーカスレンズの駆動速度の大幅な向上と、従来機種同等の動画撮影時における非常に静かでスムーズなAFを実現。
- 別売りのパワーズームアダプターPZ-E1を装着することにより、電動による滑らかなズーミングが可能となり、撮影表現の幅を拡大します。加えて、キヤノン専用のソフトウエア「EOS Utility」および「Camera Connect」を利用したリモート撮影においても、パワーズームが可能。
- EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMの価格は83000円(税別)、発売日は2016年3月25日。
- パワーズームアダプターPZ-E1の価格は25000円(税別)、発売日は2016年6月下旬。
EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM は、新開発のAFモーター「ナノUSM」が目玉のようですね。スチルのAFが非常に高速で、動画もSTMと同等の静音性・スムーズさが実現されているということなので、理想的なAFモーターに仕上がっているようです。
それから、話題になっていたパワーズームアダプターもリリースされました。このアダプターはリモート制御ができるようなので、様々な用途で活用できそうですね。
ペイン
ナノUSMの「構造解説動画」を見て、凄い!と思いました。Wikipediaによれば、
・リニア圧電モーター: ピエゾ素子によって駆動されるリニアモーター。効率は低いが高精度の制御が可能である。精密機械等に使用される。
との事。引用元を見ると、「弾性表面波(SAW)モーター」の事を指すようですが、これもUSMの一つなのでしょうか??
先端技術を貪欲に取り入れ、製品化に結び付ける努力/実行力に、敬服します。
PS.
パワーズームアダプター PZ-E1は、予想通り、バッテリー内蔵だったものの、LP-E6(N)ではなく、単4形乾電池4本でした。
秀春
タムロンのPZDと似たような感じでしょうか?
wizwind
海外サイトamateurPhotographerに、早くも80D・EF-S18-135mm・PZ-E1のファーストレビューが掲載されています。なかなか使い勝手がよさそうですね。http://www.amateurphotographer.co.uk/reviews/dslrs/canon-eos-80d-review-first-look?
mtngrbmc
今までのUSMは円運動だったのですが、「ナノUSM」は直進運動のようですね
http://cweb.canon.jp/ef/technology/eflens-technology.html#ring
リングUSMほどの駆動力はないようですがら、大型レンズでUSMは残りそうですが、「STM」はつなぎの技術で終わるのかな?
mtngrbmc
動画をよく見たら、ラック・アンド・ピニオンでした
なるほど「ナノ」サイズですね
トリスタン
構造上、鏡筒の大きなレンズには使用できないかと予想します。
恐らく今後もF2.8のような大口径はリングUSMになるかと。
この技術でAPSC機やミラーレスも一気に変わるかな?
ガルカのポコ
キヤノンはこういうアクチュエーターに関して強いですね。
電源OFFだと、MFはできなっぽいですね。
STMはMF時、キューキュー言うのも気になるところですが、
これはどうなんだろう??
ライト
キヤノンのAFモーター技術はスゴいですね。
パワーズームアダプターも含めて自分の目で見て聞いて試してみたいです。
ペイン
既にご覧になられていると思いますが、ナノUSMとSTMのAF速度比較動画をキヤノンUSAがアップしています。2つの被写体(実物の自動車とミニチュアカー)間のフォーカス移動時間が視覚的に実感出来ます。「駆動速度が最大で約4.3倍に向上」と言う表現だと、期待値が上がり過ぎるかもしれませんね。
・使用レンズ: ナノUSM及びSTM搭載のEF-S18-135mm
・使用焦点距離: 135mm
・被写体までの距離: 実物の自動車:30m、ミニチュアカー:0.39m
・使用カメラ: 80D・光学ファインダー
https://www.youtube.com/watch?v=SPj5NxH7WWU