富士フイルムのXマウントはボディ内手ブレ補正に対応していない

Fuji Rumors で、ボディ内手ブレ補正と有機センサーに関する富士フイルムマネージャーのコメントが紹介されています。

Fuji Managers: "IBIS? Not compatible with X-mount

  • 2つの大きな疑問は、富士フイルムが将来Xシリーズのカメラにボディ内手ブレ補正を採用するのかということと、有機センサーはどうなっているのかということだ。富士フイルムのマネージャーが、この件についてfujiloveで次のように回答している。
  • ボディ内手ブレ補正: まず第一にXFマウントはボディ内手ブレ補正に対応していない。XFマウントのサイズは、競合他社のマウントと同程度で、なぜ対応できないのか疑問に思うかもしれないが、答えは単純で画質のためだ。

    ボディ内手ブレ補正にはメリットとデメリットがある。ボディ内手ブレ補正でセンサーがどの位置にあっても光量を確保するためには、マウント径が通常のイメージサークルよりも大きな範囲をカバーしなければならない。XFマウントの直径は、ボディ内手ブレ補正無しのイメージサークルのために設計されている。これはセンサーが動くと、隅の光量が落ちることを意味している。

    光量の低下をデジタル補正することはできるかもしれないが、画質に妥協したくないので、そのようなことはしたくない。大きなイメージサークルをカバーするには、マウントサイズだけでなく、レンズのサイズも大きくしなければならない。我々は画質とサイズとのベストバランスを追求しており、この方針を変更することは考えていない。我々の最優先事項は常に画質だ。
  • 有機センサー: 現時点では我々の製品に有機センサーを採用する明確な計画は無いが、この技術の進歩を注視している。現時点では、有機センサーを使用する利点は全くないだろう。X-Trans III センサーは、現在利用可能な有機センサーよりも高性能だ。

 

Eマウントがフルサイズ機でボディ内手ブレ補正を実現していることを考えると、Xマウントの大きさがあれば、APS-Cならボディ内手ブレ補正を搭載できそうな気もしますが、どうやら富士フイルムはボディ内手ブレ補正を採用するつもりはないようですね。

有機センサーに関しては、実用化は2020年と言われているので、その頃までには現行のセンサーの性能を大幅に超えてくることに期待したいところです。