キヤノンが「EF16-35mm F2.8L III USM」と「EF24-105mm F4L IS II USM」を正式発表

キヤノンが、フルサイズ用の広角ズームと標準ズームの2本のLズームを正式に発表しています。

標準ズームレンズおよび超広角ズームレンズの2機種を発売

  • キヤノンは、レンズ交換式カメラEOSシリーズ用の交換レンズとして、描写性能や操作性、堅牢性などにおいて最高水準の性能を追求したプロ向けの「Lレンズ」"EF24-105mm F4L IS II USM"と"EF16-35mm F2.8L III USM"を10月中旬より順次発売する。
  • "EF24-105mm F4L IS II USM"は、非球面レンズ4枚と、レンズ面に対して垂直に近い角度で入射する光に対して大幅な反射防止効果を発揮する特殊コーティング「ASC」を採用しており、従来機種と比べてさらなる高画質を実現するとともに、歪曲収差の発生の抑制や周辺光量を改善し、フレア・ゴーストの抑制を実現している。
  • "EF16-35mm F2.8L III USM"は、大口径ガラスモールド両面非球面レンズ2枚や研削非球面レンズ1枚、UDレンズ2枚などの特殊光学系を含む11群16枚のレンズ構成と、「SWC」や「ASC」などの特殊コーティングとの組み合わせにより、従来機種を大幅に上回る高画質を実現。これにより、色にじみの原因となる倍率色収差やゆがみの原因となる歪曲収差、フレア・ゴーストの発生を抑制しており、画面周辺部を含む全画面域で高画質を実現している。

 

EF24-105mm F4L IS II USM は、非球面レンズが4枚と、ASCコーティングが採用されていますが、旧型に搭載されていたUDレンズは非採用となっているようですね。また、手ブレ補正の効果が4段分に改善されているようです。

EF16-35mm F2.8L III USMは、両面非球面や研削非球面、UDレンズを含む非常に贅沢な光学系になっているようです。コーティングもSWCとASCの両方が採用されており、逆光耐性の改善が期待できそうですね。

価格は、直販価格で24-105が税別15万5000円、16-35mmが税別29万9000円で、海外で噂されていた価格と比べるとかなり高いようです。