キヤノンのミラーレスカメラの販売台数は対前年70%を超える伸びでレンズ交換式カメラ全体の販売を牽引

キヤノンが、2017年12月期第2四半期の決算を発表しています。

2017年12月期 第2四半期 決算発表 説明要旨 (※リンク先PDFファイルです)

イメージングシステム 2017年2Q実績

  • レンズ交換式カメラ市場は、先進国を中心に昨年の震災からの回復が続いており、全体としてもマイナス幅は緩やかに縮小している。当社の販売は 143 万台と、対前年 5%減に留まり、また、上期累計では前年並みを確保。
  • 当四半期もミラーレス機を中心に、引き続き好調を維持している。中でも、新製品のEOS M6 は、小型軽量と高画質を両立した点が評価され、ステップアップ需要などを取り込み、販売を伸ばした。これにより、ミラーレス機の販売台数は、上期でも対前年70%を超える伸びとなり、レンズ交換式カメラ全体の販売を牽引している。
  • コンパクトカメラは、震災からの反動需要が続いており、当社の販売台数は対前年 8%減の107万台となったが、プレミアムモデルのGシリーズは、デザインや携帯性に優れた点が評価されて大幅に販売台数を伸ばし、売上増に貢献している。

イメージングシステム  2017 年年間見通し

  • レンズ交換式カメラは、上期の販売実績が計画通りであったことから、市場は対前年 4%減の1,100 万台、当社販売台数は、対前年 7%減の530 万台と、前回見通しを据え置く。ただし、売上についてはプロダクトミックスの改善を進め、値下げも抑制することで、前回から計画を引き上げる。
  • 当社は、昨年下期以降の新製品全てに独自の高速 AF 技術を搭載しており、EOS ラインアップの魅力を高めてきた。また、今年も既に 5 機種の新製品を発表している。今後も、新技術を搭載した新製品を積極的に投入し続けることで、市場の活性化を図っていく。
  • コンパクトカメラについては、市場は前回と同じ対前年 13%減の 1,300 万台を据え置くが、当社の販売台数見通しは、上期までの実績が計画を上回ったことを受け、20 万台引き上げ、対前年 8%減の 370 万台とする。引き続き、G シリーズなどの高付加価値製品に注力し、シェア拡大と収益性向上を図っていく。

 

キヤノンのレンズ交換式カメラは、一眼レフがメインというイメージがありますが、ミラーレスの販売が大きく伸びていて、レンズ交換式カメラ全体の販売を牽引しているということなので、キヤノンもかなりミラーレスへの移行が進んでるようですね。

また、コンパクトカメラは台数こそ減っていますが、他社と同様にハイエンドモデルはよく売れているようです。