オリンパス「ED45mm F1.2 PRO」は所有する喜びの感じられる極上のレンズ

ePHOTOzine に、オリンパスの新しい中望遠単焦点レンズ「ED 45mm F1.2 PRO」のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital ED 45mm f/1.2 PRO Review

  • 鏡筒は光沢のある仕上げで、見栄えがする。
  • AFは非常に静かで、全く迷うことなくほとんど瞬時に合焦する。
  • 解像力は、中央は開放のF1.2から素晴らしい値(excellent)で、F2からF4では際立った値(outstanding)になり、F5.6からF8では素晴らしい値(excellent)だ。隅は、F1.2からF8まで素晴らしい値(excellent)で、F11とF16ではとても良好な値(very good)だ。基本的に、全ての絞り値で完全に実用になり、開放から少し絞っただけで解像力は極めて高いレベルになる。

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  • 色収差は、中央はほとんど見られず、隅でも余裕で1ピクセル以下に保たれているが、明るい空をバックに木の枝があるような状況では、いくらか色ずれが見られる。
  • 歪曲は-0.0.1%でほとんどゼロだ。これは非常に素晴らしい結果だ。
  • 逆光でフレアは見られず、最も悪いケースでもコントラストがわずかに低下するだけだ。
  • ボケは非常に良好で、背景がごちゃごちゃしている場合でさえ、うるさくならない。このような高解像力のレンズでこのボケは、素晴らしい成果だ。
  • 価格は1199ポンド(パナソニックの42.5mm F1.2も1199ポンド)で、品質を考えれば適切に思えるが、とは言え、少々高めかもしれない。
  • 45mm F1.2 は極上のレンズで、所有する喜びのあるレンズだ。歪曲が全く無いので、建築にも向いているだろう。仕事で使う人や、既に資金の準備ができている人にとっては、このレンズの選択は簡単な決断だろう。
  • 良い点:際立った解像力、色収差が少ない、歪曲が無い、F1.2の明るさ、高速で静かなAF、美しいボケ。
  • 悪い点:価格が高い。

 

このレンズはF1.2の大口径レンズにもかかわらず開放から隅まで極めて高い解像力で、解像力に関しては申し分の無い性能ですね。サンプルでは、ボケが非常に滑らかで、発色も良く、とても綺麗な絵が出て来るレンズという印象です。

m4/3ユーザーの方は、このレンズとパナソニックの42.5mm F1.2との選択が悩ましいところかもしれませんね。