オリンパスの映像事業は第3四半期までの累計で前年同期比76.9%増益

オリンパスが2018年3月期 第3四半期の決算を発表しています。

決算短信 (リンク先PDFファイルです)

  • 映像事業の連結売上高は473億13百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は14億93百万円(前年同期比76.9%増)となった。
  • ミラーレス一眼カメラの分野において、前記に発売したミラーレス一眼のフラッグシップ機「OM-D E-M1 Mark II」等の販売が堅調に推移し売上を拡大したことにより、映像事業の売上は増収となった。映像事業の営業損益は、費用の圧縮を進めたことなどにより、前年同期比で増益となった。

決算説明会プレゼンテーション資料 (リンク先PDFファイルです)

  • 売上高:OM-Dシリーズを中心に2016年の後半より販売を開始したミラーレス一眼が(3Q累計で)7%増収となり、映像事業全体の増収に寄与。3Q(10-12月)は、ミラーレスの販売が減少したことから、映像事業全体で減収。
  • 営業利益:収益性の高いミラーレス一眼の販売構成比が増えたことに加え、販促活動、研究開発等のコントロールにより3Q累計で15億の黒字を確保。3Qは販促費をコントロールするもミラーレスの販売減収により、収益が悪化。

 

オリンパスの映像事業は特にE-M1 Mark II がよく売れているようで、累計では増収増益となっていて、営業利益の76.9%増は大きな数字ですね。

一方で、第3四半期のみでは減益となっていますが、これは前年と異なり年末商戦に大きな新製品がなかった(前年はE-M1 Mark II が11月に発売)ためでしょうか。

コンパクトは、Toughシリーズの新型機は好評のようですが、引き続き減少傾向のようですね。