キヤノンがフルサイズセンサーを搭載した「EOS C700 FF」を正式発表

キヤノンが、フルサイズセンサーを搭載しRAWで5.9K 60fpsで録画可能なシネマEOSシリーズの新型機「EOS C700 FF」を正式に発表しました。

Canon announces C700 FF cinema camera: now with full frame (dpreview)

  • キヤノンはシネマEOSシリーズの最新機種EOS C700 FF を発表した。機種名が示すように、このカメラはC700のアップデートバージョンで、これまでのSuper35センサーに代わってフルサイズセンサーが採用されている。
  • このカメラのセンサーの大きさは38.1mm x 20.1mmで、アスペクトレシオはシネマ向きの17:9、ネイティブの解像度は5952x3140ピクセルだ。解像度は5.9Kで、オーバーサンプリングの4Kによってネイティブの4Kセンサーより解像力に優れている。
  • カメラの背後に取り付けるオプションのレコーダーを使うと5.9K/60fpsのRAWでの録画が可能だ。キヤノンはこの新型センサーは、C-Log2使用時に15EVを超えるダイナミックレンジを実現していると主張している。
  • C700 FFの価格は33000ドルで、EFマウント版とPLマウント版が6月に発売される。現行のC700オーナーは、センサーをSuper35から新型のフルサイズセンサーにアップグレードするサービスも用意されるが、このアップグレードサービスの価格はまだ発表されていない。

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キヤノンのC700 FFの新型センサーは、18.6MPの横長のフルサイズセンサーで、5.9K/60fpsの高速読み出しと、15EVの高ダイナミックレンジを実現しているということで、かなり高性能なセンサーのようですね。

C700 FFは完全な業務用機なので、このカメラを実際に手にする方は少ないと思いますが、このカメラで採用されている技術のいくつかは、登場が噂されているキヤノンのフルサイズミラーレスカメラにも採用されるかもしれませんね。