イリノイ大学の研究者グループが真っ暗な写真を鮮明な写真に修正する技術を開発

Gigazine で、イリノイ大学が発表した、機械学習ベースの画像処理で、真っ暗な写真を鮮明な画像に変換する技術が紹介されています。

暗い場所で撮影された真っ暗な写真を超鮮明に修正可能な技術が開発される

  • イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者グループは、機械学習ベースでの強力な画像処理技術を発表した。この技術では通常のカメラで低照度撮影された画像を、ノイズが少ない鮮明な画像に変換することが可能となっている。
  • 撮影した真っ暗な写真を画像処理ソフトで修正することはできるが、大量のノイズが画像にのってしまい、使いものにならない写真になってしまうことがほとんど。研究チームは、今までの画像処理技術では低照度で撮影した写真を鮮明な画像にすることは難しいと考え、機械学習ベースによる新しい画像処理技術を開発した。(※下の画像は、1枚の画像を左右に2分割し、右側だけを画像処理して見せているようです)

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  • 上の画像は低照度で撮影された公園遊具の写真で、同じ写真を、研究チームが開発した新しい画像処理技術で修正したものが下の画像。ノイズがなくなり、色もくっきりと鮮やかに表示されている。

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学習させたAIを使った画像処理ということですが、作例では見事にノイズが消えていますね。通常の画像処理と違って、ディテールが甘くならない(むしろ、見た目は大幅に改善されている)のも興味深いところです。将来は、このタイプの画像処理がデジカメやスマホに採用されるかもしれませんね。