ニコンのミラーレス用の「24-80mm f/2.8-4」と「16-60mm f/2.8-4」の特許

Mirrorless Reports で、ニコンのフルサイズミラーレス用の「24-80mm F2.8-4」とAPS-Cミラーレス用の「16-60mm F2.8-4」の特許が紹介されています。

・Nikon Z-mount 24-80 2.8-4.0 Full frame zoom lens, and 16-60mm APS-C kit lens
(※元記事は削除されています)

  • この特許出願(特開2019164377)は、おそらくキットレンズ用だ。キットレンズだと推測する理由は、24-80mm f/2.8-4はフルサイズの広角端で(像高が21.63よりも小さいため)画像を引き伸ばす必要があるからだ。

    焦点距離:24.70 49.50 82.45
    F値:2.88 3.61 4.12
    半画角:41.2 23.5 14.4
    像高:19.55 21.63 21.63
    全長(前玉からセンサーまでの長さ):143.097 153.553 175.036
    バックフォーカス:25.126 34.230 43.854
  • 次の実施例はAPS-C用の16-60mm f/2.8-4.0で、キットレンズ用としては素晴らしいズームレンジだ。

    焦点距離:16.48 34.64 58.22
    F値:2.88 4.00 4.12
    半画角:40.8 22.4 13.8
    像高:12.53 13.69 13.92
    全長(前玉からセンサーまでの長さ):106.299 122.339 144.292
    バックフォーカス:13.038 13.038 13.038

nikon_patent_2019164377_001.jpg

「24-80mm f/2.8-4」と「16-60mm f/2.8-4」は、元記事ではZマウントのキットレンズ用と推測していますが、キットレンズ用としてはF値が明るめのレンズですね。

現行のZレンズは高価なレンズが中心なので、より廉価な標準ズームの登場は歓迎されそうですが、f/2.8-4クラスのズームが登場するとしたら、F4通しの小三元ズームとの棲み分けはどうするのでしょうかね。F値可変のズームは非Sラインになるのでしょうか。