- 「BCNランキング」によると、12月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数は、前年同月比72.0%と大幅減。増税直後の10月の66.1%から11月は84.1%と回復気配がみられたが、再び後退した。
- メーカー別では上位陣が軒並み低調で、11月は唯一前年を超えていたソニーも77.7%と前年を下回った。12月の各週のメーカー別販売台数シェアを追うと、キヤノンとソニーが抜きつ抜かれつのトップ争いをしており、そのすぐ後からオリンパスが迫ってきていることが分かる。
- シリーズ別ランキングでは、キヤノン「EOS Kiss M」がトップを守ったが、2位のソニー「α6400」、3位のオリンパス「OLYMPUS PEN E-PL9」もシェアを2ケタに伸ばしており、かつての大きなアドバンテージはなくなりつつある。また、11月末に発売したニコン「Z50」も4位にランクインするなど、健闘している。
年末商戦のミラーレスカメラの販売台数ランキングでは、引き続きKiss Mが首位を守っていますが、α6400やE-PL9がすぐ後ろまで迫ってきていて、これまでのような大きなリードはなくなっているようです。
メーカー別の販売台数シェアでは、12月はキヤノンとソニーが拮抗していて、本当にいい勝負という印象です。
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シェアや台数では健闘しているオリンパスのカメラ事業が
長年の赤字続きで撤退も噂されているのを考えると、
やはり事業構造に問題があると思わざるをえません。
シェア=利益ではないわかりやすい例でしょうか。
爆発野郎
写真機マニアではない人の間では、APSサイズのカメラに人気のあることが、改めて実感できますね。
オリンパスも色々と言われてますけど、販売台数は3位、6位、10位に入ってるんだから、それなりに需要はあるんですよね……
などと、考えてたら、しれっとα7iiiが7位に……フルサイズとしては、ただならぬ売れ行きということなんですか?
そろそろα7ivの声も聞こえてきましたが、7iiiでも十分使えるので、新機種が出て7iiiの価格がさらに下がったら、フルサイズ機に関しては、他のメーカーは太刀打ちできなくなるのでは……?
いろんなコンセプトに基づくカメラがあって、いろいろ選べる今の状況が続いて欲しいものですが……
とある家電屋
ソニーですら80%を割っているのですね…。
そもそもそこまで頻繁に買い換えるものでは無いので、欲しい人には行き渡った感じですからね。
台数でエントリー機より幾らかスペックが高い機種が多いのが興味深いと思います。
にゃ
Kissと7IIIはかなりのロングランなので、強いですね。
そろそろ後継機の噂も聞こえてきてますが。
どりゃー
トップのEOS Kiss MおよびEF-MマウントシステムがRFシステムと別建てになってしまったことで、キヤノンの台数シェアの保持が厳しくなってきているように見て取れますね。
Z50がシェア争いに食い込んでいるんでしょうし、EOS M6IIもラインキングに出てきませんから、一眼レフ時代は圧倒的であったキヤノンAPS-C機の減退が懸念されます。
当面RFマウントに注力するということで、直近のテコ入れは見送られるのかな?
ジェラ
これはかなり厳しいですね。
日本でも定着してきたブラックフライデーやサイバーマンデーの期間も販売が好転する程の影響はありませんでしたし、年末時期にさらに落ち込むのはキツイ。
このままだと勝者なき市場になりそうで怖いです。
スナッキー
好調なソニー、追撃するキヤノンとモノ言う投資家の出現と工場いてんでバタバタのオリンパスが三巴ってのは興味深いですね。
ただ、台数ベースという事で利益がどれだけ出ているのか?という事の方が心配に。
特にオリンパスさんに関しては背水の陣でしょうから、噂のE-M1IIIなどが当たることと併せてコストの切り詰めや廉価機のコストダウンをどんどん進めるとか何か大きな舵取りをしなければ…と対策中なのかも知れませんね。
パナソニックやフジ、リコーがランキング的に元気ないのも寂しいところですが、CP+辺りで朗報の突然の発表を聞きたいところ。(フジは既に諸々リークあるし、PENTAXはマイペースだから安心?ですがパナソニックはどう出るのかな?)
弁証法
無理だと思いますが、金額ベースの売上比率も見てみたいですね。
7位にα7IIIが入っていますが、ミラーレスの高級機をたくさん出しているソニーが金額ベースでは有利かな。
のこのこ
パナソニックは全くランキング入りしてないのですね。
ミラーレス世界初のメーカーですが・・・
オリスキ
E-M10 Mark IIが10位というのに驚き。
push
ニコンがZ50を出したことで、RFマウントとZマウントの比較だけで言えば急速に勢力図が変わっているのかもしれません。キヤノンは多マウント(EF-Sの互換性を考えると4マウント)であることで自社内の食い合いも考慮しなければならず、今後の戦略に頭を抱えているのではないでしょうか。
60
BCNのランキングで各社の事業状況を云々してもあまり意味はありません。
レンズ交換式のデジタルカメラにおける日本の市場規模って、世界の10%くらいです(国や地域によって各社のシェアの変動はかなり大きいようです)。
http://www.cipa.jp/stats/documents/common/cr1000.pdf
オリンパスについては、世界では1桁%(の低い方)のシェアしかなさそうですから、カメラ事業だけで見ればやはり苦しいのでしょうね。
ぷくぷく
メーカーの順位云々よりも、やはりある程度は小さい事は正義と考えている人が多いのかなと。スマホは小さく薄くなりすぎてるので写真を撮るファミリー層にはまだまだ必須なカテゴリーなのだと思います。
量販店販売員
昨年の12月が売れなかったのは、一昨年の12月にPAYPAYの20%還元があり爆発的に売れた時と比較しているからです。
特に家電量販店系の割合が高いBCNランキングでは、当時のPAYPAY祭りはデータにかなり影響してくると思うので、今回に関してはあまり参考にならないと思います。
GT
オリンパスは標準レンズが換算28mmスタートなのが残念ですね。フジの様な22.5mmスタートとは言いませんが、せめて24mmスタートだったらもっと販売台数が伸びると思います。
まろ
スマホのカメラがこれだけ性能アップした今、高いお金を出してわざわざカメラを買う人はさらに少なくなっていくでしょう。独身の方も増えて、子供の運動会などのイベントを撮る人も減っている。カメラはマニアだけが買うものになってしまいそう。