DxOMarkにキヤノンEOS RPとEOS Rのセンサースコアが掲載

DxOMark に、キヤノンEOS RPとEOS Rのセンサースコア(EOS RPはレビューも)が掲載されています。

Canon EOS RP sensor review 

 

 EOS RP   EOS R    5D4     6D2       Z6        α7 III   
Overall Score
(センサーの総合点)
85  89 91 85 95 96
Color Depth
(色の再現域と分離)
24.3 24.5 24.8 24.4 25.3 25.0
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
11.9 13.5 13.6 11.9 14.3 14.7
Low-Light ISO
(許容できる最高のISO感度)
2977 2742 2995 2862 3299 3730


  • EOS RPのセンサーは、トップクラスのセンサーと比べると少々後れを取っているものの、しっかりとした性能だ。
  • RPのセンサーは色再現が24.3bitsと良好で、最高感度でも良好な色再現が維持されている。高感度性能はISO2977と非常に立派な値で、このカテゴリではトップクラスのセンサーの1つだ。
  • ダイナミックレンジは最低感度で11.9EVしかなく、それほど良好ではないが、高感度ではISO1600でもダイナミックレンジの低下は1EVで、高感度のダイナミックレンジは比較的良好だ。
  • エントリーモデルのEOS RPは安価だが、センサーはより高価なミドルレンジクラスと同等の性能ではない。キヤノン機でもっとセンサーの性能を向上させたければ、特にダイナミックレンジに関してはEOS Rが必要だ。EOS RPの高感度ノイズと色再現は非常に良好で、ニコンZ6やソニーα7 III からそれほど後れを取っていない。

 

EOS RPのセンサーは、ほぼ6D Mark II のセンサーと同じ性能で、ダイナミックレンジは少々物足りない値ですが、色再現や高感度は不満のない値ですね。

EOS Rのセンサーは、ほぼ5D Mark IVのセンサーと同じ性能で、こちらはダイナミックレンジがかなり改善されていて、ソニー製センサーに追いついてはいませんが、それほど不満の無い性能と言ってよさそうです。

キヤノンは最近登場したEOS M6 Mark II でかなりセンサーの性能を改善してきたので、次に登場するフルサイズセンサーの性能に期待したいところですね。