キャノンの70-300mm F3.5-5.6などの望遠ズームの特許

Canon News で、キヤノンのRFマウント用望遠ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF telephoto zoom lenses

  • この特許出願(2020-064176)は、様々な望遠ズームについて述べられている。興味深いのは、この特許の100-500mmの実施例の数が多いことで、この中で最終的に選ばれたものは含まれていない。皮肉なことに、この記事を読んでいる人の多くが、実施例の100-500mmをむしろ欲しがっていると思う。

    100-500mm F5.0-6.3
    (※他に100-500mm F6-6.3、100-500mm F5.6-6.3などの実施例もあり)
    焦点距離:102.00   220.00   450.00 
    F値:5.24     5.75     6.43 
    半画角:11.98     5.62     2.75 
    像高:21.64    21.64    21.64 
    全長(前玉からセンサーまで):198.35   249.94   278.35 
    バックフォーカス:14.56    30.77    41.71 

    70-300mm F3.5-5.6
    焦点距離: 72.86   133.96   289.00 
    F値:3.75     4.66     5.83 
    半画角:16.54     9.17     4.28 
    像高:21.64    21.64    21.64 
    全長(前玉からセンサーまで): 162.01   202.44   237.12 
    バックフォーカス:13.80    31.02    57.79 

    80-250mm F4-5.6
    焦点距離: 78.53   128.75   249.96 
    F値:4.16     4.65     5.83 
    半画角:15.40     9.54     4.95 
    像高:21.64    21.64    21.64 
    全長(前玉からセンサーまで): 162.07   193.14   217.22 
    バックフォーカス:12.47    21.78    39.35

 

70-300mmは定番望遠ズームの1つなので、製品化される可能性は高そうですね。この実施例のレンズはF値が3.5-5.6と、EF用の70-300mmより広角側が少し明るくなっているようです。80-250mm F4-5.6 はキットレンズ用でしょうか。

100-500mmクラスのズームは、既にRF100-500mm F4.5-7.1の製品化が決まっているので、これらの実施例のレンズは製品化されないと思いますが、Canon Newsが言うように、少し大きくなっても望遠端でF6.3の明るさを希望する人も多いかもしれませんね。