富士フイルムはGFXをより安価で小型軽量化するために注力している

Cinema 5D に、富士フイルムの映像事業部長のインタビューが掲載されています。

X-T4や今後の展望を聞く (found via Mirrorless Rumors

  • (新型コロナウイルスの影響は?)
    まず、中国の工場で、部品の製造と調達に影響を与え始めた。その後、カメラの需要への影響が出始めている。中国政府から旧正月の祝日を2月10日まで延長するようにと依頼があり、X-T4の生産を開始する時期だったので、本当に心配したが、2月に操業を開始することができた。現時点では、製造面についての心配はない。
  • (X-T4のサンプル機は日本製だったが日本で生産しないのか?)
    X-T4については、当初の計画通り。需要が大きいので、当初から中国の工場で製造する計画たっだ。大きな需要に応えるには、中国での製造が適している。
  • (X-T4の予約のキャンセルはそれほど発生していない?)
    X-T4に関する限り、そのような状況は見られない。
  • (X-T4の開発は通常より速かったが、早急に搭載したい機能があったのか?)
    特にIBISと、より大きな容量のバッテリーの要求が来た。そのため、お客様のニーズにできるだけ早急に対応する必要があると考えた。 私たちは、20%小さくて軽い小型のIBISユニットを開発した。また、このIBISユニットを実現するために、新しいメカニカルシャッターも開発した。更に、新しいバッテリーも開発した。これらの主要コンポーネントで、お客様の要求をほぼ100%満たすと考えている。
  • (X-T3の販売は継続するのか?)
    はい。XT-3は良いカメラで、XT-4よりも手頃な価格でXT-3を購入できる。
  • (X-T4の開発で最も苦労した部分は?)
    IBISユニットだと思う。パフォーマンスを損なうことなく小さなIBISユニットを実現することだ。このIBISは、従来の5.5 stopに対し、最大6.5 stopまで補正する。小型だが、以前よりも強力で安定したIBISユニットで、更に耐久性も優れている。
  • (将来、中判カメラの価格も下がり、フルサイズと競争できるようになる?)
    GFXを主流の製品にすることは常に私たちの目標で、そのためにはより手頃な価格で、より小型で軽量にするための努力を続ける必要がある。これは私たちが注力していることの1つだ。

 

GFXシリーズは50Rでかなり低価格化されましたが、まだまだ趣味で使うにはかなり高価なカメラなので、更に低価格なモデルの登場に期待したいところですね。

X-T4に関しては現在製造の遅れは見られないということなので、予定通りの発売される可能性が高そうですね。性能を高めつつ小型化したというX-T4の新開発の手ブレ補正ユニットは、大いに期待できそうです。