パナソニックが手頃な価格のフルサイズミラーレスを計画中

フランスのサイトPhototrendに、パナソニックの映像事業部長のインタビューが掲載されています。

phototrend

  • パナソニックのS1 / S1R / S1H の3つのモデルは、3000ユーロ以上の価格帯のフルサイズミラーレス市場で10%を超えるシェアを獲得している。これは期待通りの数値で、パナソニックはこの結果に満足している。
  • S1 / S1R / S1H の3機種の中では、手頃な価格のため(台数ベースでは)S1が最も売れている。しかしながら、S1Hの販売も予想以上だ。
  • 今年、フルサイズミラーレス市場は大きく成長し、コンパクトカメラと一眼レフの市場は衰退するだろう。
  • より廉価なフルサイズ機について:我々は製品ラインナップを拡張したいと考えており、次のLUMIXの発売まで待つべきだ。
  • フランス市場での目標:我々は、フランス市場のフルサイズミラーレスカメラで1位になりたい。
  • APS-CのLマウントカメラは登場しない。我々の戦略は明確で、m4/3とLマウントフルサイズに力を入れるつもりだ。小さなセンサーのLマウント機は、市場に混乱をもたらすだろう。なので、Lマウント機のAPS-Cバージョンは開発せず、フルサイズに注力する。
  • Lマウントシステムとm4/3システムのレンズの共用について:ソニーEマウントはAPS-Cとフルサイズの両方に対応しているが、多くの人がm4/3機で大型のフルサイズ用のレンズを使うとは思えず、m4/3とフルサイズシステムの共用は理に適っていないだろう。レンズ共用の要望があることは理解しており、m4/3とフルサイズの統合フォーマットも真剣に検討したが、ユーザーに大きな付加価値をもたらさないので、この案は採用しないことにした。
  • 新型コロナウィルスの影響について:中国で生産を行っているが、東海岸付近なので、他の都市ほど影響は大きくない。従業員の80%は既に工場に戻っているが、一部のサプライヤーは引き続き問題を抱えている。このような状況下だが、我々は影響を最小限に抑えるよう努めている。中国の製造工場は現在、再稼働している。

パナソニックのLマウント機は、最も安価なS1でも最安値で30万円とかなり高価なので、他社のような10万円台後半~20万円台前半で入手できる手頃な機種も欲しいところですが、どうやら次の新機種がそのような廉価機になる可能性が高そうですね。

LマウントのAPS-C機に関しては、ここで明確に否定しているので、期待しない方がよさそうです。