Xシリーズが32MPより高画素化されるなら新しいレンズ群が必要になる

Fuji Rumors で、Fujicastで行われたフジフイルムUKのマネージャーのインタビューの内容が紹介されています。

Fujifilm Manager: X100V/X-T3 Firmware, Fujifilm X-H2 will Come

  • (GFXに関して)
    GFX 50S / 50R の価格は発売時よりも安くなっている。50Rは戦略価格のモデルだ。3年前と比べると中判カメラは既に非常に安価になっている。GFX100の100MPセンサーには像面位相差AFが搭載され、AFが速くなっている。現在、50MP、60MP、70MPの中判用センサーで像面位相差AFが搭載されているものはない。
  • (X-T4に関して)
    3月中旬から生産工場はフル稼働している。イギリスの発売日は本体が4月28日、キットが5月末だ。
  • (X100Vに関して)
    富士フイルムは、X100V連続使用時のオーバーヒートに関するアナウンスを行っている。X100Vの発熱はX100Fと同じだが、放熱の状況は異なっている。X100Vはチルト式モニタを採用するために、電子回路移動する必要があった。発熱が制限に達した時に警告が表示されるアップデートが予定されている。
  • (X-H2に関して)
    X-Hシリーズは死んでいない。より大きく耐久性の高いカメラのニーズはある。ニーズに応じて異なるカメラがあるが、画質は同じだ。
  • (レンズに関して)
    今後もセンサーの高画素化が続くなら、新しいF1.2とF1.4のレンズ群が必要になるだろう。現行のレンズ群は32MPセンサーに適しているので、更に高画素化されるなら新しいレンズが必要になる。

    18mmF2の更新に関しては、常に可能性はあるがユーザーの希望は皆異なっている。(富士フイルムのマネージャーは)防塵防滴化しAFを高速化したXF23mm F1.4とXF56mm F1.2のアップデートを希望している。

  • (10周年記念のモノクロカメラについて)
    富士フイルムが、Xシリーズの10周年記念のモノクロカメラを開発する可能性はゼロだ。
  • (X-T3のファームウェアのアップデートについて)
    X-T3の新しいファームウェアの登場は間違いなく期待できるが、リリース時期や、どのような内容になるかは、言えない。

 

32MPよりも高画素化が進むと、現時点では非常に高性能なXFの単焦点レンズ群でもリニューアルが必要になるようですね。キヤノンが既に32.5MP APS-Cセンサーを投入しているので、Xシリーズの32MP以上の高画素化もそれほど先のことではないかもしれません。

X-T3のファームウェアに関しては、詳細は不明ですが、X-T4とセンサーや画像処理エンジンが同じなので、X-T4の新機能が盛り込まれることに期待したいところです。