パナソニックがS1HにRAW動画機能を追加するファームウェアVer.2.0を発表

パナソニックが、LUMIX S1HにRAW動画出力を追加し、いくつかの機能強化・改善をする新ファームVer2.0を正式に発表しました。

DC-S1H ファームウェアのダウンロードサービスを開始

  • パナソニック株式会社は、フルサイズミラーレス一眼カメラLUMIX DC-S1Hにおいて、機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービスを、2020年5月25日(月)より開始する。
  • S1H 追加の新機能

    【1】ATOMOS社製 Ninja V HDR モニター/レコーダーへ動画RAWデータを出力可能
    LUMIX S1Hは、ATOMOS社製Ninja V HDR モニター/レコーダーへ5.9K 29.97pや4K 59.94pなどの動画RAWデータの出力が可能になる。

    【2】動画機能強化・性能改善
    ・[6K]、[5.9K]、[5.4K]の動画記録中のHDMIダウンコンバート出力に対応
    ・クリエイティブ動画モード時、シャッターボタン全押しによる動画記録開始/停止を無効化できる機能を追加
    ・クリエイティブ動画モード時、コントロールパネルから「動画画質(マイリスト)」を選択できる機能を追加
    ・フォトスタイル[V-Log]の調整項目[ノイズリダクション]の設定値に[-1]を追加。これにより、特定の撮影環境で残像が発生する現象を改善
    ・撮影時のHDMI出力映像に、MFアシスト拡大表示を出力しない設定機能を追加
    ・4:2:0/10bitでの動画記録時、特定の撮影環境でバンディングが見えやすくなる現象を改善

    【3】その他の機能改善
    ・AFの性能向上
    ・パナソニック製レンズ/シグマ社製レンズ/シグマ社製マウントアダプターとの互換性向上
    ・SDメモリーカードとの組み合わせによって、動画分割記録機能や400Mbpsの動画記録モードを使用した際に稀にフリーズする現象を改善
    ・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の言語設定に対応

 

ニコンZ6/Z7に続いて、パナソニックS1HもRAW動画に対応してきましたね。動画以外にもAFの性能向上や、シグマ製品との互換性向上などが含まれていて、とても有用なアップデートになりそうです。