- 新型コロナウイルスの経済活動停滞の影響を受け、多くのビジネスにおいて実需の急減、事業活動の制限に直面し、四半期ベースで初の赤字決算となった。
- 第2四半期の業績は、売上が対前年25.7%減の6,733億円、営業利益はマイナスの178億円、純利益はマイナスの88億円。
- カメラは、足元で市場の縮小が加速しているものの、最終的には映像にこだわりを持つユーザーの市場規模に遅かれ早かれ落ち着くことに変わりない。その規模でも採算を確保するべく、事業の開発・生産・販売の体制や製品ラインアップなどすべてのスリム化を加速する。
- カメラの需要は、4月を底にして、5月以降上向き始めたものの、嗜好品であることから、販売回復には時間を要する見込み。レンズ交換式カメラの年間の市場規模は、対前年4割減の540万台となり、当社の販売も同程度減少すると見ている。
- 事業を取り巻く環境は大変厳しい状況にあるが、当社は高付加価値製品へのシフトに向けて「EOS R5」と「EOS R6」の2機種を第3四半期に一度に投入する。専用レンズの拡充も同時に進め、システム全体の魅力を高めていくことで、フルサイズカメラ市場で絶対的な地位を確立させていく。
- さらには、従来のカメラにこだわらない新しいコンセプトのカメラへの取り組みも強化しており、年内には、新製品を発売する準備を進めている。
新型コロナウイルスの影響が大きいとはいえ、キヤノンが赤字決算とは驚きですね。カメラ事業に関してはごくわずかに利益が出ている状況ですが、前年比(金額ベース)で-53.0%とかなり大変なことになっているようです。
今後の方向性は「事業のスリム化」と「高付加価値製品へのシフト」ということなので、他社と同じように、ラインナップを整理してハイエンド製品に力を入れていくことになりそうです。
あと、年内に発表予定の「従来のカメラにこだわらない新しいコンセプトのカメラ」がどのようなものになるのか、興味深いところですね。
どりゃー
カメラ・事務機どちらも何年も前から退潮が鮮明であったところにオリンピック延期・コロナのダブルパンチですから高収益を誇ったキヤノンでも厳しかったですね。
経済紙の記者の中には近いうちにカメラはプロフォトグラファーしか買わなくなるとの手厳しい論調の方さえいます。
御手洗さんがトップからずっとずっと離れられない経営体制が続くなど苦境は一時には収まらない見通しのようだし、グーグルなどに覇権が完全に移ってしまった現状でありますが、はキヤノンにはイメージング産業を今後も牽引していく存在であって欲しいですね。
やっちん
ここ数年の減少ペースに加えて、コロナのダメージは
大きいですね。
私も今年は撮影に出かける機会が激減していますし、
子供の運動会も延期の末に中止となりガックリです。
運動会だけでも、kissクラスでどれだけの需要が
蒸発してしまったのか。
コロナが落ち着くまで、各メーカーとも体力勝負が
続きますね。
ジェラ
カメラはギリギリ赤字にはなっていないものの、おそらくコロナで一番ダメージがあったのがCanonでしょうね。
春のイベント事、入学式や運動会で一番台数が出る時期がコロナと重なり全くでしたから。
いずれにしてもカメラは占める割合が高くはないので斜陽産業の中でなんとか踏みとどまってくれれは今は御の字かも知れない。
リモートワークなど環境の変化で主要のオフィス機器もなんらかの方針変更が必要かも知れませんね。
np
リモートワークでオフィスの複合機やレーザープリンタが落ち込む一方で、インクジェットは伸びているようなので、いかにしてリモートワークに対応するかが重要でしょうね
wow
最終的に映像にこだわりを持つユーザーしか残らない、その規模でも採算を確保できるようにする(「事業のスリム化」「高付加価値製品へのシフトを加速」)。
その認識ができていれば生き残れると思います。
to
「最終的には映像にこだ わりを持つユーザーの市場規模に遅かれ早かれ落ち着くことに変わりはありま せん。」と資料内にあり、「スマホユーザーを取り込んで〜」などの見通しはもう無くなりましたね。
キヤノンに限らず現状の製品ラインナップ数や発売ペースは今後は維持できないでしょう。高級機に偏らないようお願いしたいですね。
kmz
インクジェットの需要が救いですね、私も純正インクを買って応援せねば。
モノを持つよりサービスやコンテンツなど経験を買う方が好まれる世の中になって久しいですが、コロナ禍でそれが一層際立ったと言えそうです。
キヤノンさんや他のカメラメーカーさんにはカメラ事業を守るためにもサービスやコンテンツで売り上げを稼げるようにしなくてはいけないのでしょうね。
カメラ老人
リモートワークで事務機器が大きな打撃を受けた結果でしょう。もちろんカメラも外出自粛で売れなかったでしょうし。キヤノンは「スリム化」を宣言していますが、エントリークラスの一眼レフやミラーレスカメラが整理されるのでしょうか?
二郎三郎
「EOS R5」と「EOS R6」の2機種を第3四半期に一度に投入する
2Qでの発売かと思っていました。
紅葉の季節まで待つことになりそうです。
弁証法
カメラがコミュニケーションツール化したという指摘はとても的を射ていると思います。
が、せっかく出先で撮ってもすぐにSNSにアップできない。
Wifiが無くても、最低でもUSBケーブル一本でスマホにデータを移すということすらままならない機種ばかり。
Webカメラとして使うにも英語のβ版。
もう少しソフト面をましにすれば、もっとコミュニケーションツールとして使われるようになるのに、勿体無い。
カメラで完結する現状を変えないと。
Titania
二郎三郎さん、R5の発売日は明日ですよ!R6は8月下旬
daytripper
Canonは12月締めなので1-3月が1Q、4-6月が2Qですね。
7月、8月発売の製品は3Q投入ということです。
くにお
二郎三郎さん
キヤノンは12月決算ですので公表されている発売予定の通りだと思います。
プーアル
キヤノンに限らないですが、オリンパスの映像事業をどのメーカーも買いに向かわなかった理由が分かった気がします。
R2-CO2
EF、EF-S、EF-M、RFは整理されるのでしょうか。
EF-Sはもう新レンズは出て来ないかと思うので実質3マウントですが維持していけるのかどうか。
Kiss Mが売れてるうちはEF-Mを止めることはないと思いますがスマホ台頭の影響を一番受けるのはこのエントリークラスだと思うので将来的にはRFに収束?
「従来のカメラにこだらない新しいコンセプトのカメラ」とはVlogに特化したカメラ?
コミュニケーションツールというのはWebカメラのことなのか、それともカメラ筐体デザインをファッショナブル(クラシック調?)にしてコミュニケーションに一役?
2020年後半どうなっていくのでしょうか。
kaaazu
さすがにここまでとは驚きですね。
スリム化ということですが、スポーツ、高画素、高感度、エントリーくらいにした方がいいかもしれないですね。
taku
キャノンも大丈夫なのでしょうか。
株価も下降の一途を辿っておりますね。
大衆機eos kissのイメージが強かったキャノンですが、ハイエンド高付加価値と今は高級路線が強くイメージもガラリと変わりました。
X3
カメラ部門の売上が対前年-54%と半減してしまったのに、僅少ながら営業利益を出せているのが凄いと思いました。しかし、王者キヤノンが「カメラは嗜好品」だという時代が来てしまったのですね。市場の停滞は長引きそうだという見立通りならば、この先さらに苦しくなるメーカーが出てきそうですね。
個人的には、趣味や嗜好品に振り切ったマニアックなカメラも面白いと思います。クラカメ層に向けたNew F-1みたいなテイストのカメラを妄想しています。
せと
センサーそのものの需要はスマホに限らずIoT、産業用や自動運転など今後はカメラより大きくなると思います。
産業用センサーは作っていますし去年あたりに自動運転向けのセンサーを作り始めたという報道も見ましたが、今後はもっとセンサーそのものの外販に力を入れるべきだと思います。
ソニーもスマホ向けで一山当てたから今のミラーレス天下を取れている所もあると思うので。
そしてソニーは自分たちで車まで作って車載業界へアピールを始めています。(ソニーのあの車は(今のところ)あくまでも車載センサーや車載電子システムのプレゼン用のモノです)
キヤノンはカメラへのこだわりが強いのかもしれないですが、ならば尚更外販に力を入れて体力を付けるべきだと思います。
まっつん
今回はカメラだけだと結構厳しくて、インクジェットに救われた感じですかね?でも3期はR5.R6が出ますし、きっと回復してきてくれると信じています!でももっと普及帯の単焦点も拡充して欲しい。。
AO
すでにキヤノンですらマニアしか残らない市場規模を前提にカメラ事業の見直しが必要な状況なのですね。厳しい。
どる
新しいコンセプトではないのですがソニーが前やってたレンズスタイルカメラを本気でやってみてほしいなあ。
結局今の世の中の撮影スタイルは、撮った写真を見るのはスマホ、見せる相手はSNS上なわけで、レンズスタイルカメラは再考の余地ありだと思います。
ツァイスとYONGNUOみたい直でSNSに共有できるのもいいかもしれません、まあどちらも全く新しくはないですが。
何れにせよどんな新コンセプトカメラを出すにしてもスマホSNSへ容易に出せるのは前提になると思います。
tanita
コロナで厳しいのはしょうがないですよね
マニア層のキヤノンユーザーはミラーレスへ買い替えがR5R6からの人が多そうなのでここでどれだけ巻き返せるかですね
NK
コロナの影響は甚大ですね。。
リーマンと違って一過性ではないのが辛い。。
それにカメラは自動車並みの落ち込みです。。
一方でIJはリモートワークでの自宅印刷が増えて
一時的は好調の様子です。
知人が勤務していますが、社員も不安なようです。
カメラにおいてはプロユース、趣味を楽しむ
ハイアマチュアに収れんされてゆきそうですね。
ただし多様性が無くなってゆくのは残念です。
Ni
Canonの新しいコンセプトのカメラというと
展示会で出されていた
マルチファンクショナルテレフォトカメラ
スリー・スタイル・カメラ
インテリジェント・コンパクト・カメラ
などありますが、
これらのカメラはもう少し洗練して売り方を工夫すれば売れそうな感じはします。
自分はマルチファンクショナルテレフォトカメラなんかは良いと思います。
画質はスマホレベルで良くても、そもそも小さくしか写らないんじゃそれ以前の話ですからね。
こういう画質のアドバンテージは捨てて、
スマホで不足してる部分だけを狙い打つ発想は良いと思います。
スマホ連携するにしても写真の使用用途としてオーバースペックな部分は要らない。
その上でスマホに出来ない事を補完するようなカメラを持ち運ぶのに苦にならないサイズまで小型化するのが大事かなと。
Canonは可能性を感じさせるコンセプトカメラをしっかり出していると思います。
まあくん
難しいのは、新しいファンを獲得しないと、今いるマニアの人は高齢化して減っていってしまうんですよね。オーディオの歴史でも、一般の人がオーディオセットを前ほど買わなくなって、マニア向けの凝った製品を出すようになって10年ほどしたら、マニアも高齢化して、マニア層向けの製品も売れなくなって今に至るような気がします。最後に残るのはプロ中心になってしまうんですかね。
オーディオセットでインターネットラジオを聞く製品もありましたが、使い勝手が悪くて、スマホとBLUETOOTHでつなぐ製品が主流になりました。
やっぱり長く第一線で続けている会社は、メインストリームのスマホに対応した製品を出しているところなんですよね。カメラでも同じことなのではないかと予想しています。
ロイヤルフラッシュ
ビデオ会議でEOS Webcam Utility Betaを使うと、PCの内蔵カメラより画質がやっぱり良いですよね。
PC&スマートフォンでのビデオ会議用に、ちょっとしたライティングシステムとセットになったようなカメラ・マイクと
EOS Webcam Utility Betaより洗練されたソフトウェアを合わせて
"肌が綺麗に映りますよ〜"と言って提供すると、喜ばれると思います。
結構需要ないですかね?無いか...(^^;;