2020年8月のミラーレスカメラの販売台数は前年同月比69.6%で3割減の状況が続く

BCN+Rに、ミラーレスカメラの8月の販売状況と、機種別の販売台数ランキングが掲載されています。

新モデル投入で市場は盛り返すか、危機的状況が続くミラーレス一眼市場

  • 「BCNランキング」によると、8月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数は前年同月比69.6%だった。コロナ禍による外出自粛の影響が長引いており、数カ月にわたって3割減の状況が続いている。
  • メーカー別の販売台数前年比では、トップシェアのソニーですら71.7%と苦戦している。2位のキヤノンが58.9%、3位のオリンパスが62.8%とそれよりさらに悪い数字が出ている。上位3社から差は開いているものの4番手の富士フイルムは100.1%で前年水準を維持している。

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  • シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、久しぶりにキヤノン「EOS Kiss M」がオリンパス「E-M10 Mark III」を逆転。ソニーは「α6400」のほか、高価格帯の「α7 III」がランクインした。

bcn_mirrorless_rank_202008_001.jpgコロナ禍以前でも、カメラの販売台数は前年より20%程度減っていたことを考えれば、前年同月比69.6%は、だいぶ戻してきたと見ることもできるかもしれませんが、今後も前年同月比70%の水準で落ち着いてしまうと、カメラ業界はますます厳しい状況になってしまいそうですね。