パナソニックはGH5後継機の検討を進めているので期待して欲しい

CineDで、パナソニックの山根洋介氏のインタビュー動画が公開されています。

Interview with Panasonic's Director of Imaging Business Unit

  • コロナの影響で、趣味性の高い商品であるカメラ市場の縮小は、一定程度は避けられないが、画像や映像で人々の心を豊かにする文化はなくなることはないと思っている。
  • コロナの影響で外で写真を撮るニーズは減っている一方で、在宅が増える上で動画を見たり発信したりするニーズは明らかに増えている。動画撮影やライブ配信を楽しんで貰えるように、ブイロガー向けのG100やS1Hのアップデートなど、LUMIXで動画を楽しんでもらう提案をしていく。

  • コロナの影響下でも製品開発は遅れることなく進められている。
  • G100はコロナの影響で販売が心配されたが、日常を切り出し発信するブイロガーが予想以上に増えた結果、当初の計画以上の販売でスタートできている。
  • S5は、自らの表現にこだわるアマチュアからプロまで幅広いクリエイターがターゲット。
  • S1は、よりプロ向けの堅牢性や対環境性があり、ワンランク上の手ブレ補正、ファインダーやシャッターもこだわり抜いており、S5とはターゲットが異なっている。S1とS5は一部カニバる可能性はあるが、ユーザーの幅は広がると考えている。

  • S5は放熱技術や低消費電力技術を駆使して、小さなサイズを実現した。
  • S1Hの後継モデルはもちろん検討しており、ワンランク上の動画性能を考えているので、技術的な難易度は更に高くなると思う。
  • より多くのクリエイターに使ってもらうために、安価なレンズの充実も必要だと考えている。20-60mmもかなり踏み込んだ値付けにした。Lマウントの単焦点レンズ群もできるだけ多くの人に使って貰える価格を目指している。

  • 発売から3年半経っている今でもGH5を求める顧客は多い。幅広いクリエイターの要求に応えるべく、フルサイズはもちろんm4/3の商品開発もこれからも進めていく。GH5の後継機種は、もちろん検討を進めている。ぜひ期待いただけたらと思っている。
  • 8Kへの期待は今も変わらず持っている。時期は遅れても必ず8Kの時代は来ると思っている。思っていたよりも8K市場ニーズは少し遅れているが、将来に向けて8Kの技術開発は進めていく。
  • S5はこれまでの技術の集大成のモデルになるので、その良さを体感していただけたらと思う。

pana_cineD_interview_20200902_001.jpg

最近は、スチルカメラの動画志向が以前にも増して強まっていますが、これは新型コロナウイルスの影響で、動画のニーズが増えた影響がかなりあるようですね。今後も動画重視の傾向は続きそうです。

新型機に関しては、GH5の後継機についても明確に言及されたので、GH6を待っている方は、まずは一安心ですね。

また、Lマウントシステムでは、今後は、低価格なレンズも充実させていくようなので、これまでよりもLマウントシステムが導入しやすくなりそうです。