PHILEWEBに、全国有力販売店の6店のデータを集計したデジタルカメラと交換レンズの8月のジャンル別の販売ランキングが掲載されています。
- ミラーレスカメラ:前月1位に初登場したキヤノンのフルサイズモデル「EOS R5」が引き続き首位。ポイントも3ポイント伸ばした。同時発表され、1カ月遅れとなる8月下旬発売の下位モデル「EOS R6」も立ち上がり良く6位に初登場。
- 1位 キヤノン「EOS R5」43(※末尾の数字は総合ポイント)
- 2位 ソニー「ILCE-7M3(α7 III)」36
- 3位 オリンパス「E-M10 Mark III EZ ダブルズームキット」28
- 4位 ソニー 「ILCE6400Y(α6400ダブルズームキット)」21
- 5位 キヤノン「EOS R6」16 - デジタル一眼レフ:6月に発売されたニコンのフラグシップモデル「D6」が、初登場1位から前月は3位、そして2位と健闘を見せる。1位は前月に続き、エントリーモデル「D5600」のダブルズームキットモデル。
- 1位 ニコン「D5600ダブルズームキット」39
- 2位 ニコン「D6」34
- 3位 キヤノン「EOS Kiss X10 ダブルズームキット」23
- 4位 キヤノン「EOS 90D」21
- 5位 ニコン「D780」16 - 高級コンパクトデジタルカメラ(1/1.7インチ以上):春先にはフジフイルム「X100V」、ソニー「DSC-RX100M7」との激しい首位争いを繰り広げてきたリコー「GRIII」が、3カ月連続で売れ筋No1となった。ヨドバシカメラとビックカメラで1位、マップカメラで3位。
- 1位 リコー「GRIII」35
- 2位 キヤノン「PowerShot G7X MarkII」27
- 3位 ソニー「DSC-RX100M3」23
- 4位 キヤノン「「PowerShot G9X MarkII」18
- 4位 富士フイルム「X100V」18 - コンパクトデジタルカメラ(1/1.7インチ未満):3位にランクアップしたキヤノン「IXY650」は、光学12倍ズームやカメラが自動で被写体となる人物にぴったりの位置までズームする「オートズーム」を搭載。2016年5月発売のモデル。
- 1位 キヤノン「IXY 200」34
- 2位 ソニー「DSC-W830」29
- 3位 キヤノン「IXY 650」25
- 4位 ニコン「COOLPIX W300」18
- 5位 キヤノン「PowerShot SX720HS」15 - 交換レンズ(ズーム):タムロンとともに、同じく37ポイントで1位に並んだのは、ニコン 「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」。当初の2月発売予定から、8月28日についに発売となり、今か今かと待ち受けていたファンが飛びついた。
- 1位 タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」 37
- 1位 ニコン「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」 37
- 3位 シグマ「24-70mm F2.8 DG DN」 22
- 4位 ニコン「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」 17
- 5位 キヤノン「EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」 16 - 交換レンズ(単焦点):ここ数カ月にわたり首位争いを演じるキヤノン「EF50mm F1.8 STM」とシグマ「16mm F1.4 DC DN」。またもや前月から順位が入れ替わり、シグマ「16mm F1.4 DC DN」が2ポイント差で売れ筋No1となった。
- 1位 シグマ「16mm F1.4 DC DN」 36
- 2位 キヤノン「EF50mm F1.8 STM」 34
- 3位 シグマ「85mm F1.4 DG DN」 26
- 4位 ニコン「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」 16
- 4位 ソニー「SEL20F18G」 16
PHILEWEBのランキングは、「ケーズデンキ」「ヨドバシ」「マップ」「フジヤ」「ビック」「キタムラ」の6店の集計で、ハイエンド製品とエントリーモデルの両方がランクインしていて、BCNランキングとマップやヨドバシ単独のランキングの中間と言った感じでしょうか。
ミラーレスカメラは、やはりここでもEOS R5が強いようですが、ソニーα7 III も発売からかなり時間が経っているにもかかわらず健闘していますね。
一眼レフはエントリーとプロ用機、ミドルクラスと上から下までランクインしていますが、高価なD6がエントリークラスの売れ筋モデルに割って入っているのが目を引くところです。
コンパクトでは、発売から既に1年半が経過しているリコーGRIIIが3ヶ月レンズ1位で、これは大健闘と言ってよさそうです。また、交換レンズではシグマ、タムロンのレンズメーカーが健闘しているという印象です。
エゾオコジョ
Eマウントレンズの利益、レンズメーカーに全部持っていかれているような気が。ソニー大丈夫なんでしょうか。
ヒトマ
幾らボディの売れ行きが良くても、キヤノンやニコンがソニーの様にマウントの仕様を公開しない理由が分かる気がしますね。
よたすけ
最後の交換レンズのランキングにコメします。
最近各社APS-Cのレンズにあまり力を入れていないので、逆にシグマ「16mm F1.4 DC DN」が交換レンズ首位というのも納得です。望遠系はマウントコンバータで何とかなっても、広角系単焦点は選択肢が実質的にこれだけですからね。
メーカーが単価の大きいフルサイズに注力するのもわかりますが、APS-Cでも単焦点使いたい人も多いはずです。
私はEF-MマウントでシグマAPS-C3兄弟をEF-M22mmF2と併せて使っていますが、換算25/35/50/90mm単焦点と広角/標準/望遠(ライトバズーカ)ズームセットがカメラバッグに入るということで重宝しています。16~640mmの範囲をズームレンズ。標準に近い常用焦点距離を大口径単焦点レンズでカバーする今のセット気に入って使っています。
フェレット
ニコンのミラーレスのランク外は厳しいですね。
Z5はもっと売れてもいいと思うんだけど。
ゆー
エゾオコジョさん、SONYはEマウントの仕様を公開する代わりにロイヤリティを徴収する形態を採用しています。
なので社外レンズが売れればそれなりにお金は入ってくると思いますよ。
プレイステーション事業と同じような感じですね。
Mink
マップカメラのランキングはハイアマに偏ってる一方ヨドバシはファミリー層が多いので、こういったランキングは面白いですな。
キヤノンの撒き餌レンズが入ってるので売り上げ金額じゃなくて売り上げ数なのかな?
そう考えるとEOS R5の売り上げ金額は凄いことになってそうです
副操縦士
>>ゆーさん
Eマウントは無償開示ですよ。ロイヤリティは徴収していません。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201102/11-018/
レンズ交換式一眼カメラのマウント「Eマウント」の基本仕様を無償開示
kujira
ロイヤリティを徴収してたらオープン規格とは言えないのでは?
M505
>Eマウントレンズの利益、レンズメーカーに全部持っていかれているような気が。ソニー大丈夫なんでしょうか。
ソニーはタムロンの大株主なので心配はないと思います。
はらた
大株主と言っても、ソニーの持株比率はたった12%でタムロンは子会社じゃないし関連会社ですらないのでは。当然ながら、タムロンの売上でソニーが売れなくなった分を補填できるわけでもありません。
店員
CAPAのランキングでもEマウントはサードばかりですね。
レンズで儲けるビジネスモデルだと
ソニーは厳しいかも。
https://capa.getnavi.jp/news/345833/
ミノル
よく「ユニバーサルマウントに」「マウント情報を開示しないからダメなんだ」
という書き込みが見られますが収益の面から見たら難しいですよね。
ソニーは初期にはEマウントのシェア拡大のための戦略ですね
だいぶレンズメーカーに持っていかれてるはずですが圧倒的シェアによる
恩恵の方がまだまだ上でしょう
仮にキヤノンだけでなくニコンもシェアで迫ってきたら意外と厳しいかもしれません
M505
>>はらたさん
タムロンのホームページの製品情報にE-mount LENS LINEUPという特設サイトがあります。
https://www.tamron.jp/product/
ソニーとタムロンの間には何らかの密約があると思います。
はらた
ソニーもタムロンも上場企業だから、密約なんて許されません。
適時開示義務違反になります。
ひろい
>> M505さん
タムロンとソニーの間に密約はありませんよ。タムロンが今一番売りたいレンズだから、特設サイトを作っているだけですね!
M505
>>はらた さん
密約が許されないのであれば上場企業と大株主との関係の当然の帰結だと思います。
株主に対する忖度かも知れませんね。
minotukai
タムロンは単に一番売れる製品を作って売ってるだけでしょう。そこに忖度や密約は必要ありません。
α7RIVユーザー
自分も忖度とか関係ないと思います。
Eマウントに魅力があるから力入れてるだけで。
ソニーと無関係なシグマもEマウントに全力投入で、タムと同じようなことやってるし。
カリメロ
GR3 3か月レンズく一位はすごいですねw