パナソニックが「LUMIX DC-BGH1」を正式発表

パナソニックが、m4/3マウントのボックススタイルの4Kシネマカメラ「LUMIX DC-BGH1」を正式に発表しました。

Panasonic launches DC-BGH1 modular 'box' camera(DPR)

  • パナソニックが新型m4/3カメラ「LUMIX DC-BGH1」を発表した。このボックススタイルのカメラには、10.2MP Live MOSセンサーが採用されている。
  • ボディはアルミニウムとマグネシウム合金製で、縦横93mm、奥行き78mmと比較的小さい。このカメラにはファインダーもモニタも内蔵されていないが、アクセサリや三脚を取り付けるための11個のソケットが付いている。

  • ファンの付いた放熱システムにより、時間無制限の録画が可能だ。通常のm4/3とは異なる端子も装備しており、たとえば、PoE+に対応したイーサーネットポートを利用して、ビデオ信号の送信とカメラ制御に加えて、カメラに電力を供給することもできる。
  • BGH1はLUMIX Tetherアプリを使用して、イーサーネット経由でカメラを完全に制御することができる。また、1台のPCで最大12台のBGH1を同時に制御可能だ。将来のアップデートで、イーサーネット経由のIPストリーミング機能も追加される。

  • 背面には3G SDI出力、タイムコード入力/出力、ゲンロックに対応する3つのBCNコネクタがある。フルサイズのHDMI端子とUSB-C(3.1)端子もあり、USB-CとSDIとHDMIは全て同時に動画を出力可能だ。また、3.5mmマイク入力とヘッドホン端子が搭載されている。
  • 動画は4:2:0 10bit C4K60p、またはALL-IでC4K30p 4:2:2 10bitで撮影できる。改良されたV-LogLは、13ストップのダイナミックレンジがある。改変フレームレートは、フルHDで最大240fpsで記録でき、そして、HDMI経由でC4K60p 4:2:2 10bitカラーで出力できる。

  • AFはDC-S5同様にディープラーニング技術が使用されており、瞳・顔認識に頭部検出が追加され、より信頼性を高めている。その他の機能としては、アナモフィックレンズ対応がある。
  • ストレージはUHS-II対応のデュアルSDカードスロットで、同時録画またはリレー録画が可能だ。バッテリーは11800mAhの容量で長時間の記録が可能だ。外部電源を使用するためのDC入力端子も搭載されている。
  • BGH1の価格は2000ドルで、12月に発売される。

pana_lumix_BGH1_of_010.jpgm4/3のキューブ型のシネマカメラ「BGH1」が正式発表されました。スペックはリーク情報通りで、LUMIXブランドのカメラながら、3D-SDI、TC IN/OUT、GENLOCK、イーサーネット端子などを備えた業務用機に近い仕様のカメラになっているようです。

価格は2000ドルとシネマカメラとしては比較的安価で、アマチュアにも余裕で手が届きそうですね。