DigitalCameraWorld に、シグマのEマウント、Lマウント用のマクロレンズ「105mm F2.8 DG DN Macro Art」のレビューが掲載されています。
・Sigma 105mm f/2.8 DG DN Macro Art review
- フォーカシングはインナーフォーカスで、鏡筒は繰り出さないため、最短撮影距離でもワーキングディスタンスは14.5cmと快適だ。
- 手ブレ補正が省略されているが、ソニーのEマウント機やパナソニックのLマウント機にはボディ内手ブレ補正があるので、これは問題にならないだろう。また、Lマウント版はテレコンが使えるというメリットがある。
- 鏡筒の造りは、他のArtシリーズのレンズ同様に非常に優れている。
- AFは速く信頼性は極めて高い。
- 電動(バイワイヤ)のフォーカスリングは非常に細やかなピント調整が可能で、マニュアルフォーカスを大いに楽しめる。
- 実写では、画面全域でどの絞り値でもシャープでコントラストも優れている。色収差は隅の倍率色収差だけでなく、軸上色収差も良く抑えられている。全体的にこのレンズはトップクラスの性能だ。
- ボケはとてもなめらかで、接写だけでなく、ポートレートにも適している。
- 解像力テストでは、開放から中央と画面の中間域では非常にシャープだ。隅は中央よりも平均的な解像力だが、それでも立派な性能だ。このレンズはF2.8からF11まで一貫して高い解像力だ。
- 倍率色収差は絞りにかかわらず一貫して最小限に抑えられており、実写で色ズレが目に付くことはほとんどない。
- 歪曲は穏やかな糸巻き型だが、気になるほど深刻なものではなく、容易に修正できる。
- このレンズはまずまず軽量コンパクトで造りも優れたおり、抜群の性能のマクロだ。画質は極めてシャープで、全てのカテゴリで際立っている。機能も豊富でハンドリングも洗練されている。価格は一眼レフ用の105mmマクロと比べて50%高いが、それでも非常にリーズナブルだ。
- 良い点:際立った画質、素晴らしいハンドリング、造りが高品質。
- 悪い点:手ブレ補正が非搭載、最小絞りがF22(一部のマクロはF32まで絞れる)、テレコンがLマウント版でしか使えない。
シグマの新しい105mm F2.8 Macroは、開放からシャープで色収差も極めてよく抑えられていて、従来の一眼レフ用の105mmマクロから格段に性能が上がっているという印象です。ボケもマクロレンズとしてはとても綺麗です。
このレンズ発表時のライブ配信では、山木社長がAF速度はあまり速くないと言っていましたが、ここではAFは速度、精度ともに申し分のない評価になっていますね。
mindgame
望遠はミラーレスになっても性能変わらないって言われてたけど、
100-400mmもこれも、凄まじく性能あがってますね。
Hak
Eマウント版を入手しました。f8まで絞っても隅の解像力が落ちないので、平面的な被写体の全体にピントを合わせて撮ることができ、非常に助かってます。
カメラとレンズをガッチリ固定してα7R4のピクセルシフトで撮ると、顕微鏡レベルの写真が手軽に撮れるので、応用範囲が一段と広がりました。