キヤノンの「14-35mm F4」「24mm F2.8」などの特許

Canon News で、キヤノンのフルサイズミラーレス用の「14-35mm F4」「17-40mm F4」「24mm F2.8」「20mm F2.8」の特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 14-35mm F4L mentioned

  • キヤノンからもう一つの(広角ズームの)特許が現れた(特開2020-190696)。これはレンズの内容を示す特許ではなく、これらのレンズの水中ハウジングについて述べている特許だが、いくつかのレンズの実施例が記載されている。

    しかし、興味深いのはレンズ自体で、レンズのうちの一つは2021年の登場が噂されているRF14-35mm F4だ。このレンズは、特許の中でかなり詳細に言及されている。

    14-35mm F4L
    焦点距離: 14.8 21.58 32.85
    F値: 4.1 4.1 4.58
    半画角: 55.62 45.07 33.37
    像高: 21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで): 244.83 244.83 244.88
    バックフォーカス: 16.76 16.76 16.76

    17-40mm F4L
    焦点距離: 17.33 23.76 38.46
    F値: 4.1 4.1 4.1
    半画角: 51.31 42.32 29.36
    像高: 21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで): 140.59 135.9 140.61
    バックフォーカス: 26.31 26.31 26.31

  • 以下の実施例興味深いもので、24mm F2.8の単焦点レンズだが、バックフォーカスの長さを除いても79mmあり、とても大きい。

    RF24mm F2.8
    焦点距離: 23.94
    F値: 2.83
    半画角: 42.1
    像高: 21.64
    全長(前玉からセンサーまで): 99.77
    バックフォーカス: 17.95

  • もう一つ実施例だが、このレンズは大きく、製品化されるとは思えない。

    RF20mm F2.8
    焦点距離: 19.33
    F値: 2.92
    半画角: 48.22
    像高: 21.64
    全長(前玉からセンサーまで): 182.37
    バックフォーカス: 17.97

 

14-35mm F4は噂されている小三元の広角ズームとスペックが一致しますが、全長がバックフォーカス分を引いても20cm超えなので、製品化するには大きすぎるような気がします。

17-40mm F4の方はバックフォーカス分を除くと12cmなので、こちらは現実的なサイズですね。

単焦点の24mm は、バックフォーカス分を除いて79mmで、F2.8のレンズとしてはかなり大きいような気もしますが、製品化があり得ないほどではありませんね。20mm F2.8は、一般的な大きさではないので特殊用途のレンズでしょうか。