キヤノンのフルサイズミラーレス用の「50mm F1.4」の特許

Canon News で、キヤノンのEOS Rシリーズ用の50mm F1.4の特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 50mm F1.4

  • この特許(特開2020-181071)のレンズは、非常に複雑な構成のフルサイズ用の50mm F1.4で、バックフォーカスはかなり短い。このレンズは製品化されるのだろうか? この特許か、または別の光学系の50mm F1.4が製品化されるのは、時間の問題だろう。

    この特許出願は全て50mm F1.4に関するもので、他の実施例は含まれていない。これはかなり珍しいことだ。この特許出願では、キヤノンはAFを高速化するために、フォーカシングレンズ群の軽量化を目的としている。キヤノンは、このレンズにナノUSMを載せたいのではないかと推測している。

    焦点距離: 48.49
    F値: 1.45
    半画角: 24.04
    像高: 21.64
    全長(前玉からセンサーまで): 116.56
    バックフォーカス: 13.23

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RFマウント用の50mm F1.8が発表されましたが、50mm F1.4の要望もかなりあるようなので、こちらもぜひ製品化して欲しいところですね。

この特許の50mm F1.4は、シンプルなレンズ構成の50mm F1.8とは打って変わって複雑なレンズ構成で、全長もフランジバック分を除いて96.56mmと、50mm F1.4としては結構大きめのレンズのようです。製品化されるとしたらLレンズになるのでしょうか。