大手販売店6店の2020年10月のカメラとレンズの販売ランキング

PHILEWEBに、全国有力販売店の6店のデータによるデジタルカメラと交換レンズの10月の販売ランキングが掲載されています。

キヤノン「EOS R5/R6」を退けソニー「α7S III」が初登場1位

  • ミラーレスカメラ:品薄状態が続くキヤノン「EOS R5」「EOS R6」を退けてトップに立ったのは、10月発売のソニー「α7S III(ILCE-7SM3)」。こちらもメーカーの想定を大幅に上回る注文で品薄状態となっている。

    - 1位 ソニー「ILCE-7SM3(α7S III)」29(※末尾の数字は総合ポイント)
    - 2位 キヤノン「EOS R6」25
    - 3位 キヤノン「ROS R5」24
    - 4位 ソニー「ILCE-7CL(α7Cレンズキット)」22
    - 5位 ソニー「ILCE-7C(α7C)」19

  • デジタル一眼レフ:キヤノン「EOS 90D」はじめ、ベスト5の顔ぶれに変動は見られず。ニコン「D6」は、これで初登場から5カ月連続でベスト3入りを果たした。

    - 1位 キヤノン「EOS 90D」36
    - 2位 ニコン「D5600WZK」30
    - 3位 ニコン「D6」27
    - 3位 ニコン「D780」27
    - 3位 キヤノン「EOS Kiss X10・WZK」27

  • 高級コンパクト:1位はリコー「GRIII」。前月と同じく、2位と3位にソニー「DSC-RX100M3」「DSC-RX100M7」が続く。

    - 1位 リコー「GRIII」42
    - 2位 ソニー「DSC-RX100M3」36
    - 3位 ソニー「DSC-RX100M7」28
    - 4位 キヤノン「PowerShot G9X Mark II」19
    - 5位 ソニー「VLOGCAM ZV-1」18

  • コンパクト(1/1.7インチ未満):高倍率ズームやタフネス性能など、スマートフォン撮影との違いを明確に打ち出したモデルが、値頃感も相俟って根強い人気を見せる。

    - 1位 キヤノン「IXY 200」30
    - 2位 ソニー「DSC-W830」26
    - 3位 キヤノン「IXY 650」25
    - 4位 ソニー「DSC-WX350」24
    - 5位 オリンパス「Tough TG-6」18

  • 交換レンズ(ズーム):純正に加え、レンズメーカーからも注目商品が登場するソニーEマウント用の好調ぶりが目を引く。そのような中へ食い込んで3位に初登場してのがニコンの大口径超広角ズーム「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」だ。

    - 1位 タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」 39
    - 2位 シグマ「24-70mm F2.8 DG DN」31
    - 3位 ニコン「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」 24
    - 4位 タムロン「28-75mm F/2.8 DiIII RXD」 22
    - 5位 キヤノン「EF70-300mm F4.5-5.6 IS II USM」 19

  • 交換レンズ(単焦点):今年3月に発売されたソニーの大口径超広角単焦点レンズ「FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)」が売れ筋トップに躍り出た。

    - 1位 ソニー「SEL20F18G」35
    - 2位 キヤノン「EF50mm F1.8 STM」 29
    - 3位 キヤノン「RF85mm F2 MACRO IS STM」28
    - 4位 シグマ「16mm F1.4 DC DN」 23
    - 5位 シグマ「85mm F1.4 DG DN」17

 

ミラーレスカメラは、α7S III が供給不足の中トップに立ちました。ソニーは新製品のα7Cも4位と5位で引き続きとても好調ですね。

キヤノンはR6/R5が先月と同じ2位、3位で、深刻な供給不足と言われていますが、それなりの数は入荷しているようです。ニコンは、集計時点でZ6IIが発売前なので、来月以降に期待したいところです。

ハイエンドコンパクトは、リコーのGR IIIが今月も引き続き1位で、この人気はすごいものがありますね。交換レンズは先月に引き続きサードパーティーが強いですが、今月はソニーが単焦点で1位とボディだけでなく交換レンズでも健闘しているようです。